10日吉野元湯温泉の桜
被災した人たちは大切な家族や家を失ったショックや避難生活で大変やろうが、桜の花を見たら少しづつ立ち直れるはずや。わしは17歳で終戦を迎えた。物も食料も乏しい戦後のどん底でも、春に桜が咲きましたわ。大勢が花見に行き、心が慰められたのを知っとるさけね
東北で見る桜は格別やろな。長く厳しい冬がようやく去り、春の訪れを告げるわけやからね東北には名桜が多いんですわ。根元にはたいてい祠があるように、地元の人が素朴な信仰の対象として大事にしてきたんやな
佐野さんの著書「さくら大観」で、京都に咲く全国の名桜や桜の名所104か所を紹介している。東北はこのうち4割を占める
福島では横田陣屋の御殿桜(須賀川市)や本久寺の枝垂桜(二本松市)、宮城では蔵王町の寝返り桜、長谷寺の遮那桜(登米市)、盛岡市の石割桜、秋田県角館町の武家屋敷など
東北の名桜の多くは内陸部に点在してますな。何百年の間には過酷な時期もあったはずやのに、それに耐えて、のこっておるんや
被災地以の人も、今年の花見はこれまでと違う感慨を抱くのと違いますか
けど、あえて例年のように近場の桜を楽しみたいもんですわ。被災者の立場や心情を忘れずにな
花見だけではなく、できるだけ普通の暮らしを保たなあきまへん
わしらまで気持ちが滅入り、自粛続きで沈滞ムードに陥ったら、日本全体がもっと落ち込みますわ
普通の生活をしていれば経済は回り、それは被災地にもきっと届きますのや
日本人が愛でてきた桜は、ちゃんと被災者を見守っています。きれいに咲き、勇気づけてくれますわ








