「人間の脳は目標までしか努力しない。したがって目標はできるだけ高くすべし」
「夢と希望に向かって、社内の上から下まで全員が心を一つにすれば、経営環境が激しく揺れ動く中でも製造業は発展できるはずだ。人を育て、人材の力を結集することがますます大事だ」
「名を成すは常に窮苦の日にあり、事を敗るは多くは志を得るの時に因る」
「非常に困窮の時に修行して、やっと名を成す。失敗はたいてい得意になっている時に原因がある」
「グローバル化が進み、ITの発達と相まって、顧客は世界中から安価で品質の良い製品を手に入れられるようになった。買い手が売り手より優位に立ち、価格面でも性能や品質面でも顧客に支持される製品を作らなければならない」
「顧客と契約内容を詰めることの大切さは、海外受注品の赤字の教訓」
「顧客の満足を得るまで製品改良に努めることが一番重要なのは、国や地域を問わず共通している。全社一丸で技術力を底上げすることが極めて大事だ」
「特に三菱重工の製品は、国や社会の基盤を直接、間接的に支えるものが多く、技術と生産力の衰退は国や社会の力の衰退につながるので、世界の中で常にトップレベルを維持しなければならない」
「したがって防衛、民間を問わず、国際情勢に常に敏感に対応し、どのような事態が発生しようが、国、社会の要請に直ちに応えられるよう情報収集、外国メーカーとの接触、試験研究に努めている」
「苦しい時を耐えきる意志を持ち、いつ何時も気を抜かない」
「次の世代が夢を追える分野を用意することが経営者の務めと思う」
11月30日付け、日経「私の履歴書」より