彼岸、恩師の墓参り(王龍禅寺・奈良市)に出かけた。家から近いこともあり、年に4回くらいお参りさせて頂いている。墓地の前に地蔵尊が六体祀られている。
駐車場からだと墓地まで100m程だが、山門から歩くと階段を300m程登って来なければならない。
駐車場からだと墓地まで100m程だが、山門から歩くと階段を300m程登って来なければならない。
墓地へ歩く道すがら師匠とのことを思い出した。師は東京生まれで、昭和30年代に仕事の関係で来阪された。
仕事関係の先輩の姪御さんをお嫁さん(茨城県出身)に迎え、2人の娘さんに恵まれた。ご夫婦で苦労されて郊外に家を建てられた。
昭和61年3月帰宅する電車の中で心臓発作に襲われ、病院に運ばれたが、そのままご逝去された。56歳であった。まだまだ男ざかりで、もうひと花咲かすことも出来たであろう。二人の娘さんの嫁入り、孫の誕生を見て逝かれたことは幸いであった。
3月12日、この本堂で葬儀がとり行われた。
いつもこの場所に来ると思いだす。大学を卒業して、師が職場を訪ねてくるや、遠目で視線が合った時の笑顔を。慈愛に満ちた素敵な笑顔であった。学生時代は厳しいオヤジだった。学生だからといって甘やかすことは一切なかった。早朝から深夜まで働いた。大晦日も年を跨いで働いた。日曜祝日も休むことは無かった。そうそう、正月2日だけ休んだ。
あの時につけた体力、妥協なき仕事が今の自分を支えている。負けるわけがない、もうひと花咲かせるために戦い続けよう!それが師匠に対する恩返しだ!
帰り際、駐車場で黒猫が小生をじーっと見つめていた。近づいてカメラを向けた逃げなかった。何か因縁を感じたのかな。






