15日、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のロケ地・加賀市の日本元気劇場を訪ねた。史実に忠実に再現した戦艦三笠・全長80m、高さ50mオープンセットを紹介しながら日露戦争を振り返ってみたい。3~4回連載予定です。
<艦首かざり>
帆船時代には航海の安全や戦いに勝てることを祈って、船首に鳥、ライオン、女神などの「像」を付けることが多かった。軍艦もそれにならい付けたようだ。
「菊の紋章」を飾ることで天皇の海軍であることをあらわした。
今から105年前、無名の小国であった日本を世界に知らしめ、近代国家として認めさせた日本海海戦。当時、世界最大最強と言われたロシア・バルチック艦隊撃破した東郷艦隊は日本の植民地化を阻止するとともに、文明化を急ぐ日本人に大きな自信と元気を与えてくれました。その日露戦争を題材にした司馬遼太郎の「坂の上の雲」が09年から3年間にわたり放映されます。東郷平八郎長官率いる連合艦隊に旗艦「三笠」のロケがここで収録されました。
明治維新を経て近代化の荒波がきて、まことに小さな国が開花期を迎えようとしている。つまり外からの誘発とはいえ、何かに導かれ随うのではなく、内発的な疼きの湧き上がりであった。
立身出世主義ということがこの時代の全ての青年を動かしている。個人の栄達が国家の利益に合致するという点で誰一人疑わぬ時代であり、この点では日本の歴史の中でも珍しい時期だったと言える。
登場人物も多彩である。伊藤博文・山本権兵衛・西郷従道・乃木希典・東郷平八郎・秋山真之・佐藤鉄太郎・上村彦之丞・小村寿太郎らが苦悩し、危機を突破して時代を切り開きました。




