急激な円高による企業収益の悪化、国内空洞化の加速による雇用情勢の一段の悪化が懸念され、株式市況は強固な経済政策を一貫して明示してこなかった政府に警告を発している。わが国の抱える課題の多くが企業収益力の改善により解決の糸口が見いだせる事がわかる。

低収益力から抜け出せない理由は何か?

①設備投資や研究開発投資が減少し、チャレンジ精神が乏しくなっていないか?

②採算展望が見通せないのに撤退を躊躇っていないか?

③同一業種の参入企業が多すぎないか?

④保有理由不明の株式や子会社など非効率を放置していないか?

⑤過剰機能を持った商品開発や厳格運営が高コスト構造を招いていないか?

※情熱と使命感に燃える企業人無くして企業は成り立たないが、現実には仕方なく毎日を過ごすサラリーマン化した多数の企業人を生みだしてはいないか。

※突き詰めればこうした低収益構造を長きにわたって許してきたのは株主である。今こそ株主は経営者との対話を深めウィンウィンの関係構築に向けて立ち上がるべきだ。

※長期投資家に経営方針を明示し、どのようなプロセスで目的達成に挑み、結果をどう評価するか、明確に説明しなければならない。(9日付け日経)