・長野県の昨年の山 岳遭難統計によると、遭難の7.5%は病気が原因。心筋梗塞、脳梗塞などによる突然死も多く含まれている。
・突然死には個人的な要因と環境要因がある。夜行の日帰りなどの強行軍は、疲労と睡眠不足で、ただでさえ朝に高まる血圧を、さらに押し上げる。心筋梗塞などを起こしやすくなる。
・突然死が多いのは午前中の登り。登り始めの体調には、注意を払うべきだ。最初はゆっくり、その日の状態を確かめながら歩く。疲れや頭痛、吐き気などの異常を感じたら、引き返す勇気も必要です。
・脱水は心筋梗塞などの要因とされる。汗をかけば電解質のバランスが失われ、不整脈を起こしやすい。ナトリウムを含むスポーツドリンクなど水分をこまめに取ろう。
・富士山や立山、乗鞍岳など、登山口の標高が2000mをはるかに超えている山では、登り始める前に1時間程休憩を取った方がいい。酸素が薄い場所では血圧が上がる。体をなじませておかないと、心臓や血管への負担が大きいからだ。
(7月22日付け読売)