・日経平均株価は20年前の1989年3万8915円をつけた。昨日が1万183円だから、当時の26.17%だ。株価資産が4分の1に目減りしてしまった。小生は当時37歳で働きざかりであった。

・89年3月末には個人金融資産926兆円の11.3%、105兆円を株式が占めた。今年9月末には個人金融資産は55%増えて1439兆円になった。しかし株式は38%減の65兆円と大きく減った。比率ではわずか4.5%だ。代わりに普通預金などの流動性預金が全体の19%に当たる279兆円が金融機関の口座で眠っている。

・投資主体別売買動向は、故人、生命保険、銀行、年金が総額で35兆9000億円売り越し、外国人投資家が34兆6000億円買い越した。個人も現金取引は売り越したが、信用取引は買い越した。

・問題は次の10年。「投資より投機」「成長より分配」でいいのだろうか。89年を境に40年上げ、20年下げたことになる。日本の成功体験は20年以上昔の話。次世代のためにも、新たな成長ストーリーを組み立てる時だ。

          (12月22日付け日経・1日均衡から)

・この原稿(中略している)を見て、過去の幻影から脱却して未来に目を向けなければ、日本の(個人もそうだが)将来像は見えて来ないと思った。企業も国民も自分の足で立つ事が前提だ。自立する意志を持って国民としての使命を果たすことが日本再生の道であると確信する。