・世界最古の老舗企業が大阪に存在します。四天王寺を建立した宮大工の金剛組 

 です。創業は聖徳太子が活躍した飛鳥時代の西暦578年と古く1430年の時を

 生きてきた。さらに100年を超える企業の数も日本は世界一で約1万5千社。小

 さな商店まで入れると約10万社前後ある。

・老舗企業の共通点を、倫理的な観点から考えてみると、重要な要素の一つに恩

 意識の深さが上げられるように思われます。金の売買価格の最新データーを提

 供している田中金属工業は、社歴120年で創業当時は両替商でした。質流れに

 なった金のかんざしや、白金を溶解して金地金にして販売することが創業時の生

 業でしたが、今では携帯電話の着信を知らせる超小型モーターの金属のブラシ

 を手掛けたり、金属を配合した制癌剤も開発するなど、金属に関する分野で幅

 広い展開を見せている。

・同社は草創期の苦難に満ちた時代に、安田銀行の創業者・安田善次郎氏に大

 変助けられたそうです。そのためか、田中金属の特別室には、代々の社長の胸像

 並んで安田氏のブロンズ像が置かれています。しかも安田氏の像にだけ座布団が

 2枚敷かれ、恩義への感謝の心を形に表わしているのです。

・人が利害を超えて本当に動くのは、「お陰で助かりました」「今日あるのは、あな

 たのお陰です」という純粋な感謝のまごころではないでしょうか。人は利益に動き

 、権勢に動き、名誉に動く、しかし最後に動くものは、必ず恩愛の純粋感情によ

 ってであった。(大阪府倫理法人の会・今週の倫理より抜粋)