近くの大和文華館へ「富岡鉄斎と近代日本画」展を見に行った。近鉄学園前から徒歩約10分で松林の閑静な佇まいのなかに瀟洒な建物が見えてくる。

富岡鉄斎は天保7年(1836)年京都生まれ、大正13年に89歳で没した。耳が不自由でしたが、儒学者、石門心学、漢学、陽明学、詩文、南画、大和絵などを学び文人画家として活躍しました。座右の銘でもある「万巻の書を読み、万里の道を行く」という伝統的な文人の理想生活を実践し、絵画を作者の精神が反映される文人の教養と考えていました。ダイナミックな筆致から湧き出るように躍動する作品に見惚れました。湊川神社や石上神社、大鳥神社の神官も務めています。30歳で結婚したが死別、再婚する。終の住処は京都薬屋町。

山彦耀のブログ
玄関前には梅が3分咲きで来館者を楽しませていました。

山彦耀のブログ-結びの梅

紅梅は満開に近く、青空に向かって誇らしげに咲いていました。梅見だけに来られている方も多かった
山彦耀のブログ-紅梅

駐車場横の第2会場では新人作家の登竜門ともいうべく公募展「花鳥画展」が開かれていました。作品は近くの松伯美術館と2か所に分けて展示されていました。
山彦耀のブログ-花鳥画展
大和文華館の裏は蛙股池が開けており雄大な景観が楽しめます。

山彦耀のブログ-池