天川郷にも御所があった。南朝守護の勅願寺・河合寺を黒木御所とされた。天皇は南軍を指揮して天川や賀名生の黒木御所から河内の勧心寺や天野山金剛寺、摂津の住吉、男山などに移られ精力的にご活躍された。後村上天皇皇后・嘉喜門院集に記されている御歌を2篇。
「たずねつつ わけいるままに 咲く花の にほひも深し みよしのの奥」
「たなばたの 暮るるまつまに 先立ちて 秋風わたる 天の河なみ」
般若心経の無眼耳鼻舌意が六根清浄。この世に身を置く限り煩悩は消えない。
大峰山は1300年前、役の行者により開山された修験道場として崇敬を集めている。自利他利円満の菩薩行を心とされて、「天下泰平」「万民安楽」「五穀豊穣」を祈願している。今なお女人禁制を引いている。(結界門は4ヶ所)
山を下ると、名水のごろごろ水をくむ人が絶えず、駐車場は30台くらいの駐車スペースがすべて埋まっていた。車のナンバーは近畿全域から集まってきていた。この水でコーヒーを入れる。みそ汁を作る、米をとぐと格別に美味いそうな。
母公堂には始祖・役小角(エンノオズヌ)の母親である白専女(シラトウメ)を祀っている。大峰山寺のある山上ケ岳(1719m)まで3~4時間。近畿の屋根と言われる雄大な大峰山系がここから始まります。
洞川のメインストリーもシーズンオフで人影は少ない。
仕上げは洞川温泉に浸かり汗と疲れを落とした。檜の香りが漂い、癒し効果抜群。露天風呂もある。風呂上りのビールは何時もながら格別だ。
登山道や車道は凍ってがちがちのところもかなりあったが、アイゼンは使わなかった。主宰者の先輩は確か4回は転んだのではないかな。でも、転び方が上手な方で全然平気だった。手本を示して頂いたのかな(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)


