★「リア王」になる前に遺言書を遺す。老醜の私より今の私の方が人を幸せにできそう!
人は変わります。
いや、人さまはともかく私は、この頃我慢が聞かなくなってきました。
プツンと切れやすくなっているのを感じます。
歳を取ったこれからは、腹が立った、バカにされた、軽んじられたからと、その度に人を切っていったら、気がつけば”独り”なんてことにもなりかねません。
「リア王」は誰の心の中にもすんでいそうです。
若いころに比べて、明らかに物欲は減退してきました。
気に入った物以外は持ちたくなく、世の中にあふれる大半のモノには興味がありません。
人に対してもそうなりそうで、それはそれで『困ったことだ』と思い始めています。
こんな人間が財産を持ったらどうなるでしょう。
どうせあの世に持っていけるものはない。
だからみんな遺していくに決まっていますが、
例の頑固さ、好き嫌いが出てきたら、人を傷つけてしまいそうです。
今なら「理性」でもって、公平に人を判断することができます。
誰に何もどのように遺すかを決めなければならないとしたら、
10年後、20年後ではなく、間違いなく「いま」ですね。
猜疑心が膨らむ前に、遺言のおおもとは作っておこうと思います。