★お金が好き! | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。



毎月1回の塾がしばらく間遠になっていたので、久しぶりに師匠の山田壽雄さんの事務所を訪ねた。


四方山の話の中で「石川さんはお金が好きか」と尋ねられた。
「うーん……、好きですね」
この歳になり、物欲はあまり感じない。
差し迫ってお金に困ってもいない。
しかし出版社という事業を始めて、
ケチくさい自分にへきえきとしている。
前の会社にいた時のように、思い切ってお金を使えない。
気楽なサラリーマンから一転、
わずかな金額にビビるのである。


「だからやっぱ、好きですよ、お金は。
売りたくなるほど、ほしいです!」

ジャーナリスト 石川秀樹


「道端に1円玉が落ちていたら、拾いますか?」
「拾います……。お金、かわいそうだから」


「それでは公衆の水洗トイレの水槽に100円玉が落ちていたら?」
「うーん、どうだろう……………」
僕は即答できなかった。
『拾いたいけど、汚いし……』


「拾わななきゃあ、だめですよ。
拾って、きれいに洗って使ってあげなければ」


お金を救う。
そう、1円玉の時には迷わずそう思えたのだ。
100円玉はちゅうちょした。
だって誰が使っているかわからないトイレだもの、
水の中に手を入れるのはためらわれる。
常識が邪魔をした。


拾われなかった硬貨は下水に流れ、日の目を見ることはないだろう。
「それくらいのことができなくて、お金を愛しているなんていえませんよ」
「……」
「100円の親は500円。
500円の親は1000札ですよ。
その親は1万円札。
子どもが救われれば親はうれしい。
だから親は恩返しするんです」


すごく腑(ふ)に落ちる話だった。
事業の本気をただされたようでもある。


小学生の頃、熱いアスファルトに10円硬貨が何枚も貼りついていた。
一所懸命ほじくり返し、はがせた時にはうれしくてたまらなかった。
その時と同じくらいに、お金を好きになろうと思う。


成功するにはお金がいる。
勝たなければ次のチャンスがない。
やりたい仕事がまだまだ、いっぱいある。
よし、腹をくくって稼ぐぞ!



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【筆者から】
このブログの元になっているのはFacebookへの書き込みです。
主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


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