★「原発をゼロに」が第3極を分断 既成政党は知らぬ顔の半兵衛 | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

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相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

『第3極、二分の流れ』だとか。
嘉田由紀子滋賀県知事が「脱原発」を旗印に新党を結成する見通し! 
きのうそれが明らかになるとこの騒ぎである。
ほんと、新聞は気楽にいってくれる。

hidekidos かく語り記


利にさとい小沢一郎国民の生活が第一代表は早速、連携の可能性をいう。
嘉田さんは、原発ゼロをめざす各政党を緩やかに糾合して「オリーブの木」のような存在になるという。
石原慎太郎氏がくっついた日本維新の会は「脱原発」がグジュグジュになってしまった、だからもう1本明確な柱を立てようというのだろう。


文句をいう筋合いは何もない。
いっていることは正しいし、やり方としてもそれしかないと思う。
でもね、と僕などは考えてしまう。


『これでは「脱原発」は小さな争点にしかならないよ』


国民の多くが望んでいる本当に重要で日本の未来を決める大政策の受け皿が、にわか仕立ての小政党ばかり。
もちろん国民がこぞってそこに投票を集中させれば、大きなうねりとならないこともないかもしれない。
そんな希望的観測があるのかもしれない。
それにしては候補者もいない、自らも選挙に立たない。
本当に「原発ゼロ政党」たちが糾合するのかな。
僕にはブルーローズ(不可能なこと)に見える。
新聞が揶揄(やゆ)する通り、最大限がんばっても、小集団をまた2つにする結果しか生まないのではないか。


こんな現実を見せつけられると、野田首相のこの時期の解散戦略は、やはり政治巧者だなと思わせる。
大政党の自民党は「原発」には知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいる。
民主党もまたあいまい路線で触れたがらない。
これほどの大事を、傍目(はため)には「第3極ばかりがワァーワァーと」という印象に落とし込むのに成功している。
悔しいが、それが現実。
時間がなさすぎるのだ。


国民が一矢むくいるにはどうしたらいいのだろう。
やはり人物と政策をよく見て決めるしかない、という平凡なことしか思い浮かばない。




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