以前より健康不安説が囁かれていたこともあり、いずれこういう日が来るのでは…と思っていましたが、その時は突然やってきました。
後継者の金正恩氏は28歳とさすがにまだ若過ぎる為、当面は労働党幹部が補佐する形で国政運営が行われるでしょう。
北朝鮮をめぐっては1950年~1953年にあった朝鮮戦争(この戦争は元々同じ国で当時分断されてばかりだった韓国と北朝鮮による統一、朝鮮半島の主権を巡る戦争だったと同時に、朝鮮半島を舞台に水面下では社会主義対資本主義というイデオロギーの戦いでもあり、領土、影響力拡大を念頭に置いたアメリカとソ連による代理戦争の様相を呈していました。悲しいことに朝鮮半島全土が戦場となり荒廃したこの戦争は1953年に休戦に至りましたが、南北二国に分断された状態のまま緊張状態は解消されておらず、今だ平和条約は結ばれていません。自分達の意思で分かれたというより、大国の自分勝手なエゴと思惑により分断させられたといった方が真実に近く、まさに悲劇と言えるでしょう)以来ずっと基本的にはアメリカ、日本、韓国とロシア、中国、北朝鮮の図式(朝鮮戦争を戦った図式)は変わっておらず、金正日総書記の死去に伴い、今後水面下で特にこの6ヶ国による駆け引きが活発化していくでしょう。特に中国とアメリカの間においては。
北朝鮮の核問題もこうした歴史的背景が大きく関連しており、全てはアメリカとの関係が鍵を握っているといっても過言ではないでしょう。アメリカとの関係が改善していけば、核問題も解決へと向かう可能性が開けてくるでしょう。逆に関係が改善しない限り、膠着状態が続くでしょう。
私個人の見解としては、以前のように旧ソ連、東ヨーロッパ諸国等社会主義国が数多く存在した時代ならまだしも、今の時代、現実的な問題として1978年に中国が市場経済を導入したように徐々に改革開放路線に向かうのが一番現実的ではないかと思います。時代は常に変化しています。時代の変化に応じて思い切った改革が欠かせません。市場経済により経済が発展し経済が変われば政治も自ずと変わっていきます。現状では考えられませんが、経済が発展し、政治が変わっていけば徐々に韓国との統一の可能性も開けてくるでしょう。
いずれにせよ、これを機に悪い方向ではなく、良い方向に向かい、地域の安定化に向かうことを願って止みません。