料理やってて良かった瞬間 | 日本酒と美味しいものをこよなく愛する典座のブログ

日本酒と美味しいものをこよなく愛する典座のブログ

酒匠の典座が、こよなく愛するお酒(特に日本酒)や地元山口の旬の食材をふんだん使ったパスタを日々お客さんの笑顔のために頑張っています。
昼はパスタ専門店アランクロワ、夜はご馳走舎典座として営業し、山へ海へと食材集めのブログです。

今日の夜、家族3名のお客様が前日予約でご来店になった。奥様のお友達がお昼に来店され、夜の営業の事を僕が話した事がきっかけで、今宵のお客様につながった。
予約の電話では、今日の食事が山口での最後の晩餐になることを告げられた。ご主人の転勤で関西に転居し、長く住んだ思い出の山口を去るとのことだった。だから山口を感じられる食材を使っている僕の店を選んだくれたらしい。昨日から色々思い悩んだ挙句、全13品のコース料理となった。
そして沢山の山口のお酒をご用意した。
ご来店になって少し話した後、料理を開始し約2時間半作り続けた。
心ばかりの小さなメニュー冊子をお作りし、挿絵ならぬ挿写真は山口の風景を散りばめた。お帰りになる際、「今日は山口最後の食事をこの店にして本当に良かった」と言って下さった。胸にジーンと来るものがあった。今日はランチ終了から休まなく仕事をし、正直体力的には辛かった。でもその最後の言葉で僕は一気に元気になった。人に食事をお作りする事の素晴らしさや大切さを身にしみて感じたひと時だった。改めてこの仕事をして良かったと思える瞬間だった。世の中の役に立ててる。少しは「食」で一隅を照らせたなぁと思い幸せな気分に浸れた。カウンターのいつもの酒飲み仲間の皆さん、放ったらかしでごめんなさい。

2015年5月2日のメニュー
豆腐のオリーブオイル  矢茗荷と葱
ロメインを纏った針アスパラの塩茹で
春のグリーンサラダ ヨーグルトドレ
長州鶏の蒸しもの 香味ソース
秋穂の新玉ねぎと鶏のオニオンスープ仕立
瀬戸内天然平目の刺身 芹と太白白胡麻油
山菜と朝採り筍の味噌炒め
海老の茶巾包み
里芋とサルシッチャの一口のグラタン
鹿野豚のロースト
焦がし大蒜トマトの冷製つけ麺パスタ
下関 苺a la 苺とOGFのジェラート
珈琲 または 紅茶
          4000円税込

{60AE3B58-BC97-4402-A910-C1C08DC27652:01}
名残のこしあぶら。ちょっと椰子の木見たいでしょ
{FC4BF747-C292-443A-8054-5B0B26B2676C:01}
今年最後の蕨と蕗
{0FA1A720-511F-4A07-9D18-2F1695413546:01}
阿東の独活と矢茗荷
{FE90F7E4-3950-4071-A105-EAD381EE5C67:01}
むつみ豚を使ったサルシッチャの作りかけ
{C885068C-6369-46CD-BC72-D26B45DA7C2C:01}
自家製カスピ海ヨーグルトの蜂蜜レモン