僕のワイルド系友人の山仲間である中村さんは顔にも相応しくなくクリスチャンで、今日の夕方たまたま連絡が来た。
今日知人と数名でお店行くのでやってる?っていう感じで。と言うのも僕の店はキッチン一人でやっているので夜は予約制とさせて貰っている。極たまに予約がない日があって今日がその日だった。だから夕方から色々と用事を入れていた。しかし彼はいつも力技でコーヒーだけと連絡してきて、場所を貸して欲しいと言う内容だった。
それも結構遅い時間だし、友人と言うこともあって快諾した。
9名のお客様はキリスト教の関係者で、地元と牧師さんや信者さん、そして彼が尊敬してやまないハワイの偉い牧師さんとその奥様もいらした。とても気さくないい爺さんで35年もハワイで暮らしているとのこと。そこで僕は思い切ってアランクロワの店名由来について話し、アレは神の声なのかと聞いてみた。牧師さんは「間違いない」と教えてくれた。嘘でも神の声を聞けたと言われ喜んだ。牧師さんも笑顔で何度も「間違いない」と言ってくれた。やっぱり大物は違う。僕の空耳かも知れないと半分は思っていても、ちゃんと受け入れてくれる懐の深さに感激し、思わず弟子になろうかと思わせる人柄だった。
でもいけない。僕は典座で、比叡山出身なのだから。
しかし一つの答えが見えた気がする…