こんばんは、ラン友と福島100名山の登山を考え出した、プロシードの有馬です
真夏の登山は暑すぎるので、6月に1山行きます
企業側の社会保険料削減方法は15ほどありますが、そのうちの1つである企業型確定拠出年金(DC、401K、と呼ばれることもある)について
企業型DC(企業型確定拠出年金)とは、企業が掛金を毎月積み立て(拠出)し、従業員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う制度です
企業型DCは、従業員が自動的に加入する場合と、企業型DCに加入できるかどうかを選択できる場合(選択型企業DC)があります
従業員は掛金をもとに、金融商品の選択や資産配分の決定など、さまざまな運用を行います。そして定年退職を迎える60歳以降に、積み立ててきた年金資産を一時金(退職金)【退職所得控除】、もしくは年金の形式で【公的年金控除】受け取ります。ただし、積み立てた年金資産は原則60歳まで引き出すことはできません。(これがメリットでもあるし、デメリットでもある。NISAはいつでも現金化できる。)
(イラスト:フリーイラスト素材集 ジャパクリップ)
フリーイラスト素材集 ジャパクリップ (japaclip.com)
①事業主が加入者の確定拠出年金口座(DC口座)を開設します
②加入時から、毎月、掛金をDC口座へ積立てます
③積立金は、加入者自身が専用商品ラインアップから選択して運用します
④運用内容は必要に応じて加入者自身が見直します
⑤積立金は60才以降にDC口座から受取ります
制度上掛金の上限額は以下のとおり定められており、この上限額を超えて掛金を出すことは認められていません
55,000円…他の企業年金制度がない会社 27,500円…他の企業年金制度がある会社 |
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ここで重要なのは、「掛金は企業が負担してくれるが、運用の結果はあくまで従業員の自己責任である」ということです。運用成績によって将来受け取れる退職金・年金の額が変動しますが、導入時に従業員に説明会がありますから
企業の掛金に、従業員が掛金を上乗せする「マッチング拠出」
①従業員が給与から「加入者掛金」を事業主掛金に上乗せ(拠出)できる制度です
②加入者掛金は全額所得控除となります(小規模企業共済等掛金控除として税制優遇)
③税額軽減しながら効果的な資産準備を実現できます
「もっと掛金を増やして企業型DCで運用がしたい」という従業員の方は「マッチング拠出」という制度を利用するとよいです
マッチング拠出というのは、企業型DCにおいて、企業が拠出する掛金に、従業員自身が掛金を上乗せするというものです。
ただ、マッチング拠出の掛金については上限があり、
(1)従業員が拠出する掛金の金額が、企業が拠出する掛金の金額を超えないこと(企業多く)
(2)企業が拠出する掛金と、従業員が拠出する掛金の合計額が、掛金の拠出限度額を超えないこと
という2つの要件を満たす金額となっています。
ただし、企業型DCは導入しているものの、マッチング拠出の制度を採用していない企業もあります
【メリット】
①企業型DCの運用で得た利益は全額非課税となることです。一般的な金融商品で運用するとその運用益に対しては20.315%の税金がかかります。
②積み立ててきた年金資産は60歳以降、一時金か年金の形式かで受け取ることになりますが、どちらの形式でも税制優遇が受けられます。一時金であれば「退職所得控除」、年金であれば「公的年金等控除」が受けられ、税を軽減することができます。
③従業員が拠出する分の掛金については、全額所得控除の対象となり、所得税・住民税が軽減されます。
(イラスト:フリーイラスト素材集 ジャパクリップ)
フリーイラスト素材集 ジャパクリップ (japaclip.com)
それと、企業型DC(企業型確定拠出年金)は、従業員側はiDeCoと併用可能であり、企業側は他の退職金準備制度と併用可能です。さらに、社長・役員が従業員と加入できるという使い勝手がいいものです(^^♪
さらには、「従業員が拠出する金額は給与にしない」扱いにすれば、
従業員側⇒所得税・住民税・社会保険料減る(手取りが増える)
企業側⇒拠出分は損金にできる、社会保険料(会社負担分)減る
限度額が55,000円/月であり、「従業員が拠出する金額は給与にしない」扱いにすれば、標準報酬月額の等級を下げれる♪