梅雨の晴れ間は五月晴れ♪
梅雨入りを迎えた伊丹ですが
今週末は青空が広がり気温もぐんぐん上昇中♪
さてさて
今日は「ことば」のお話です。
最近色んなところの会話で気になる言葉の一つ
「さわり」
例えば
「時間がないので"さわり"だけお話ししますと...」
と話し始めて
肝心なところを話さず入り口の部分に軽く触れるだけ。。。
さわりの部分が聞けるんだと思って
わくわくしているのに見事肩透かし(笑)
これか頻繁にとまではいかないけど
結構な頻度で耳にする。
「話の頭の部分だけ」
「話の最初の部分だけ」
「話の入り口だけ」
という意味で「さわり」を使っている人が多い事。。
近いことばで
「その部分にも軽く触れておくと」と言う言い方は
頭の部分だけ話す事でいいんだけど
本来「さわり」っていうのは浄瑠璃用語で
広辞苑によると
さわり【触り】
(1)さわること。手でふれること。また,触れた感じ。
(2) ア (他の節にさわっている意)義太夫節の中に他の音曲の旋律を取り入れた箇所。曲中で目立つ箇所になる。
イ 転じて,邦楽の各曲中の最大の聞かせ所。「くどき」の部分を指すことが多い。
ウ さらに転じて,一般的に話や物語などの要点,または,最も興味を引く部分。「-だけ聞かせる」
とあり
デジタル大辞林には
1 さわること。また、触れた感じ。感触。多く他の語と複合して「ざわり」の発音で用いられる。「手 触り 」「舌 触り 」「肌 触り 」
2 人に接したときの感じ。人あたり。
「女のたちが、少し私には―が冷たいからだろうか」〈三重吉・桑の実〉
3 《他の節(ふし)にさわっている意》義太夫節で、義太夫節以外の他流の曲節を取り入れた部分。
4 義太夫節の一曲の中で、一番の聞きどころとされる箇所。
5 《4から転じて》広く芸能で、中心となる見どころ・聞きどころ。また、話や文章などで最も感動的、印象的な部分。「小説の 触り を読んで聞かせる」
6 三味線の音響装置。また、それによって出る音。上駒(かみごま)から約1センチ下までの棹(さお)の表面を浅く削り、一の糸を上駒から外して軽く触れるようにする。複雑なうなり音を生じる。
とある
デジタル大辞林に補説として添付されてる文化庁のデータによると
少しずつ本来の意味を知っている人も増えてきています。
間違えて使っているからと
指摘したり訂正させたりはしないし
「最初の部分という意味でつかってるんだろうな」と忖度はしますが
せっかく想いを伝えようと話してるのに
ことばを間違って使っていると
なんだかもったいないな♪
って思ってしまいます
そこで提案!
「時間がないのでその事についてはさわりだけお話しします...」
っていうと少しお利口さんに聞こえるかもしれませんが
わざわざ格好を付けて間違えるより、そこは敢えて
「時間がないのでその事はちょっとだけお話しします...」
と言う風に"少し"とか"軽く"とか、自分の言葉を使うと
聞き手に対して壁をより低くして伝えられると思いますが
如何でしょうか♪
もうひとつ
「敷居が高い」という言葉も間違えて使ってる人が沢山居ますがそれはまた別の機会にお話しますね♪
ちなみに
冒頭の「五月晴れ」
「さつきばれ」も
5月の晴天の事じゃなくて
6月の晴天の事なんだって♪
(新暦と旧暦のズレが原因)
生活言語としての言葉は進化するものだけど
自分の想いを整理し
自分の想いを伝え
相手の想いを受け取るツール
そのひとことで
人を元気にもでき
幸せにもできる
「ことば」
大切にしたいですね♪

