荻(オギ)と葦(ヨシ)と蘆(アシ)と薄(ススキ)と茅(カヤ)のはなし | 伊丹のおくりびと

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伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。

台風18号の来日を前に

天神川でススキが風に揺られる昼下がり




皆様如何お過ごしでしょうか

おつかれさまです、速水んです。




さくらホール入り口の水盤に

前の川から頂いて来たススキを生けながら



これってススキかな?

そんな疑問が湧いて来たので調べてみました。


すすき と

よし と

あし と

おぎ と

かや。。。




調べて何となく判ったんだけど

覚えられそうにないのでブログに残します。



まず


「かや」(茅)

茅葺きの屋根とかって言う「かや」ですが

「すすき」とか「よし」とか「あし」とか「おぎ」の事を総じて「茅」って言うそうです。



で、

「よし」と「あし」は同じ植物で

漢字で書くと

蘆、葦、葭

これ全部「あし」とも「よし」とも読むそうです。

もともとは「あし」なんですが

「悪し」みたいやから「良し」って呼ぼう!ってなったとか。。

関西発祥らしいです。(流石、ノリの関西ですね…笑)




ここで改めて

「すすき」と「おぎ」と「よし」

の違いを見てみましょう



まずは葉っぱの違い



左が「よし」で右が「おぎ」

「よし」は茎から太短い葉っぱが等間隔に生えてて

「おぎ」は茎の根元から細長い葉っぱが伸びてます。

ちなみに「すすき」は「おぎ」型だそうです。



次に、

葉っぱが似ている「すすき」と「おぎ」の違いは花穂と生え方



花穂が「すすき」はスマートで「おぎ」はボサボサ系



左が「すすき」で右が「おぎ」


もう一つ特徴的に違うのが生え方

「すすき」は束なって生えてて



「おぎ」はまんべんなく広がって生えてる



↓この写真は「すすき」の群生し方がよく判りますね






「すすき」と「おぎ」をちゃんと見分けようと思うと

花穂の一つ一つの小花を見ると判ります

「すすき」は小花に「芒(のぎ)」(紐みたいなん)があって



「おぎ」には小花に「芒(のぎ)」が無い



のだそうです。。。



これからの季節を彩るすすきの穂を見かけた時に

ちょこっと参考になればと思います


あなたの秋は食欲の秋でしょうか

芸術の秋でしょうか



短い秋を楽しんで下さいね♪