あなたは終着駅を設定してますか?
おつかれさまです、速水です。
昨日は中小企業家同友会、
伊丹ブロックの7月例会でした。

宝塚から参加して下さった
宝塚で一番大切にしたい建設会社
山田建設興業の寺本さんの挨拶に始まり

例会の経営体験報告は
この春から新しく阪神支部の支部長になった
めちゃめちゃヤバイGood Company スニップの
清水幸樹社長。

ずっと笑顔の発表ですが
自身の生い立ちから何故美容の道を選んだのか、
そして独立開業した時に
無計画な採用による倒産の危機を招くと言う
大失敗を経験し悔しさをバネに成長の道を歩き始める。
美容業を営みながらお店をスタッフに任せ
自分自身は鋏を置く決断から完全に経営者になる。
スタッフからの厚い信頼を受けていた
最愛の奥様を亡くされながらも同友会で学びを重ね
同友会で学んだ事を自社の経営に活かすべく
「良い会社を作ろう!」とスタッフを鼓舞するも
やはり経営者と社員との意識の差を埋める事が出来ない。
奥様の死から抜け殻の様になっていた清水さんが
悪化している業績に気付くもその期は大赤字を招く。
そんな時に行なわれた社内会議で
当期目標「パーマ売上5%アップ」を社員さんに発表したら
オブザーバーで参加していた同友会仲間の高野さんから
「具体的な戦略のない目標なんか達成出来るはずがない!」
と大駄目出しを食らう。
ここでまた悔しさによる底力を発揮。
社員さん達と他の目標はどうでも良いから
意地でも「パーマ売上5%アップ」しよう!!
社員さんに与えるだけの目標じゃなく
社員さんと目標を共有する事、
そして今まで沢山立てていた目標を
絞り込む事によって見事半年で達成!
数々の経験からはたと気づく。
「これやれ、あれやれ」と言われても社員は何も楽しくないから動かない。
「良い会社を作ろう!」って言われてもそれは社長の想いだけ。
。。。。
それなら全く逆の路線を行ってみよう。
そこで生まれた
「めちゃめちゃヤバい会社にしよう!」
トップダウン経営から全員経営にシフトされました。
スタッフを信頼して任せる経営です。
スタッフから提案されるキャンペーンの打ち出し等も
「どうせやるなら徹底的にやってみよう」と全員で決める。
社長としてあれこれ指図するのをやめて
社員さん達が自ら考えて動いて結果を出せる環境。
人財採用も社長が決めるのではなくて
みんなで投票して決める。
いつの間にか経営に参加してる社員さん達、
責任感が湧き当事者意識が高まる。
いわゆる「自立型社員」ですね。
まだまだ問題は沢山有るけど
それも全員で考えたら何とかなる。
こうなったら「自社の弱み」なんて無くなってしまう。
「会社経営は仲良しグループじゃダメ」と言われてますが
それなら逆に今の仲良しグループを
徹底的に追求して他では真似が出来ないくらい
超超仲良しグループの全員経営。
今、まさに進化しているスニップ。
そんな清水さんの発表後会場から出た質問。
「清水さんの終着駅はどこにあるんですか?」
僕個人的な意見ですが
人生にも経営にも終着駅やゴールは無い。
短期目標の達成を重ねて進化し続けるしか無いんです。
そして更に進化し続ける清水さんの姿勢と
決して怒らない清水さんの人柄を真似をする事は出来ないけど
進化し続ける経営者として学びを共有させて頂く事が出来ました。
経営発表をした清水さん自身が一番学べたと思います。
もちろん何度も打ち合わせを重ね例会づくりに携われた僕たちも。
例会に来てくれたメンバーに如何に学んでもらえるか。
どんな例会にすれば楽しく参加出来るか。
「信頼して任せて責任感を養い人が育つ」
こんな話しって同友会での組織運営も
会社での経営も家庭での子育てにも通じる事ではないでしょうか?
伊丹の同友会メンバー、
伊丹以外の同友会メンバー、
そしてまだ同友会に入っていない地元の経営者さん
総勢32名の大盛況でした。
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