原発被災地域、地元住民の原発推進意見を聞いて思う事 | 伊丹のおくりびと

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伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。




地震から49日経ち、

各地で満中院法要が行われていると報じられている傍らで

原発を抱える地元の意見として

原発を推進する意見が取り上げられています

しかもそれは明らかに意図され大げさに...。

おはようございます、速水です。




その地元住民の意見を聞いていると

沖縄の基地問題に似ているなと思います。



存在するべきではない施設なのに



国から、疲弊する地域経済を逆手に取られ

交付金をチラつかされた結果受け入れ

地元の雇用拡充にも繋がり、

地域の生活基盤が原発(基地)に依存するようになる。



そして今

世界中に放射能汚染を拡げてしまっているにも関わらず



「急に無くしてもらっては困る。」だそうです。



地元行政は

交付金が全くゼロでも

「是非我が地元に原発を!」と言うのだろうか?



ご存知の方も居られるでしょうが、

電力は運ぶ距離が長くなると

距離に比例して電圧ロスが生じるのです。



そして電気は水と一緒で

高い所から低い所にしか流れません。

電気を使用する地域の電圧を100ボルトに維持しようとすると

発電箇所ではそれより高い電圧で送る必要が有り

遠くから送ろうとするとその分高い電圧が必要になる。



と、習った気がします。



と言う事は

発電送電効率を考えると

原発は高消費地東京都23区内に作るのが

一番良いのです。



首都圏で電気を超無駄使いする為に

正しい情報を手に入れにくい

地方のお年寄りを騙して

リスクを地方に押し付ける。



安全、安心。クリアー、発電コスト。



もうそのすべてが嘘だった事は

明らかにされているのに

国と電力会社はそれをひた隠し

さらに原発依存度を高める姿勢を崩さない。




非常に残念な事ですが

平成のこの時代になっても

今の日本政府の体勢は

戦時中の大本営のそれと同じなんです。



戦争のときは敗戦と言う形で終止符を打つ事が出来ましたが

自浄能力を持ち合わせない今の日本政府を

いったい誰が是正する事が出来るんでしょうか。



しかし、

そう成らしめている一つの原因として

「都市部で電気まみれに暮らしている

圧倒的多数の国民が無関心で居続ける事。」

も有ると思います。



そういえば

有名大型スーパーが出来て地域商店街が衰退し、

住民の生活が大型スーパーに依存して数十年後

経営状況の悪化からスーパーの撤退による

地域生活の崩壊がテレビで特集されていたが

あれも似た話ですね。



結局、

僕たち国民が「アホ」って事なんだろうか?

人のせいにはしたくないけど

「無知で非力な国民」の為に

政治さえ正しく機能してくれれば。。。

と残念に思います。