#032「喪中って何?」 | 伊丹のおくりびと

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伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。


どんなに忙しくしていも

時間の進むのが遅く感じてしまいます。


先日も会った人に

「こないだの法事のときはありがとうございました」

と挨拶をすると

「何言ってんの、こうないだって、昨日やんか!w」

と言われてしまった。



「え"-!あれからまだ1日しか経ってないの?!?!」

と思ってしまいました。






ところで、

喪中という期間がある。



いわゆる葬儀の後の一年間の事なんだけど

詳しくは「忌」と「服」に分かれるそうです



「忌」は故人のための祈りに専念する期間

と同時に死の穢れが身についている期間とされる。

昔は「忌」の期間には家の中に篭り、

穢れが他の者に移らないように

外部との接触を絶っていた地域もある。




最近になるとでは外部との接触を完全に絶つような事はしないけど

仕事や学校を休む「忌引き」に言葉として残っている。




「服」は故人への哀悼の気持ちを表す期間で

最長で1年(親、子、配偶者の場合)

この間は祝い事への参加や執り行うことを控える。




例えば

菜食の(最短で1日以下)や正月(1年)と

その作法によって様々なパターンがある。




ただし、

これらは神道の「穢れ」という考えに

基づく風習であり

神道による差別意識が作り出した風習です。





仏教では故人の死にたいする「不浄観」は

ありません。




だからといって

「うちは門徒だから」と

全く無視して通る訳にも行かず



個人の喪中はがきは出します。

法人(会社)は別なので年賀状を出すでしょう。

お中元やお歳暮は関係ないのでします。



夏には暑中見舞いもありますが

本来は関係ないのですが

一般の方にそんな事を言っても判らないので

個人では出さないでしょう。