人生ロスタイム 通夜の法話より | 伊丹のおくりびと

伊丹のおくりびと

伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。

今日は梅雨明け間近になって

あわてて降っているかのような

大雨が伊丹を覆っていました




今日の通夜で親族、弔問者に住職さんが仰りました。






まだお若い故人のご訃報を聞かれた皆さんは

「まさか?!」と思いませんでしたか?




生きている事が当たり前で死んでしまう事が偶然だと

まさか彼が死ぬなんて、と思っていませんか?




それは反対なんです。

生きている事が偶然で死ぬ事が当たり前なんです。




この世に生を受ける事はもの凄い偶然なんですが

産まれてしまったからには100%確実に死ぬのです。





今日は亡き方を送りに来た、とか供養しに来たとか

それではいけません。





この故人が死んだ事を自分に置き換えて、

自分の命もいつか確実に終わりをむかえる

と言う事をしっかりと確認して下さい。




サッカーのロスタイム、今は後何分か表示しますが

昔は表示が無かった様です。

そうすると選手の皆はいつ終わるか判らないから

必死になって走り回ったと言われています。




まさに皆さんの命はそんなロスタイムの真っ最中だと言えます。

いつ終わるかは判らないですが確実に終わりに向けて

一歩一歩、一日一日、進んでいるのです。

その命の大切さを改めて確認する場所がお通夜なのです。




お経は故人にあげているのではありません、

皆さんに対して唱えているのです。




そして、皆さんはお経を聞いているのではなく

故人の死によって

聞かされている、聞かしていただいているのです。




お花も供えているのなら故人に向けて置くのに

全ての花が私たちの方を向いて飾られています。

私たちが見させていただいているのです。




あすの葬儀もお参りに来られて手を合わせると思うのですが

皆さんがそうしに来ているのではなく

彼の死によってそうさせられいるのです、




いただいて生きている大切な命だということを

しっかりと再確認する事によって

故人の死も無駄にならないのだと思います。





良い話ですね




浄土真宗のお坊さんでした。
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