人間半世紀も生きてると必然的に色々経験するもんである。


そんな過去の喜怒哀楽を思い出すままに少しずつ書いてみようと思う。




20年前の事・・・




ロスからサンフランシスコに向かうため




空港待合室で友人と搭乗を待つ。




滑走路にカメラを向け




離着陸の瞬間を捉えようとガラス窓に近づいた。




手すりのつもりで握ったバーに力を入れた!




次の瞬間!!









ジリリリリ・・・・



突如鳴り響く非常ベル!!







非常ドアのノブを強く押してしまったらしい



待合室の全員の目が突き刺さる。




焦って友人に救いの目を向ける・・・



向けられた友人は目線をそらし他人を装う。




冷たい!・・・実に冷たい男である。




非常ベルは・・・非情にも鳴り続ける・・・。






ざわついている待合室




羞恥と不安が入り混じり落ち着かないオレ・・・。




そこへ空港職員らしい制服を着た黒人が足早に近づいてくる。




ほんの少しの安堵感と何を言われるかわからない大きな不安感・・・。




でも近づいてきた職員の顔は不安を取り除いてくれるように微笑んでいた。




「・・・ソーリー・・・」という言葉しか言えないオレに




よくある事だから気にしなくていいよ・・・とでも言っているように




片手で答えながら、対処して立ち去ってくれた空港職員。









非常ベルが鳴り響いた瞬間の映像は今も脳裏に焼きついている。




と、同時に瞬間的に他人を装った友人の表情も・・・・・・。苦笑