オレは丘の上に立っている。
この辺では一番高い所だ。
家族もいる。
子供たちは少し離れた所で妻と遊んでる。
何でここにいるんだろう??
ここはどこだろう??
何時しか空は入道雲のようなモクモクした雨雲に変わり
大粒の雨が落ちてきた。
不安を感じたその時、ゴゴーーーと大地が吠えた。
と同時に丘全体がゆりかごのように大きく前後左右に揺れはじめた。
じ、地震だぁー!!
人々の叫び声や悲鳴が聞こえる。
(子供たちは・・・どこだ!!)
あたりを見回してもいない。
ゴゴゴー!メリメリ!!
丘が割れ始めた!!
その割れ目に悲鳴を上げながら人が落ちていく。
その内その割れ目から水が溢れ何時しか濁流のようになりあたりを浸食し始めた。
『お父さーーん!!』
ハッと声のする方を見ると、分断されてしまった向こう岸に親子3人が固まっていた。
「今行くからそこを動くな!!」
いつの間にか丘全体を幾筋もの濁流が流れ3人の立っている場所は
離れ小島のようになってしまった。
そこが濁流に飲み込まれるのも時間の問題だ。
オレが立っている所も水嵩が増してきた。
この流れの速い濁流に飛び込んでも子供たちの所には行き着けないだろう。
万に一つ行き着けたとしてもそこから親子4人どうやって逃げ出すんだ??
絶望に覆われた・・・。
これは夢だ!!・・・本当に悪い夢を見てるんだ!!
夢なら覚めてくれ!!!頼むから覚めてくれぇーー!!!
・・・・・・・・・・・・?・・・・・・。
目が覚めた時は・・・ほんとうーーーに嬉しかった。。。
でも現実に海岸で遊んでいて一瞬のうちに津波に浚われたり
土石流に飲み込まれたり、この夢のような出来事って十分在り得ることなんだよね。