猫と靴下

昔飼っていた猫(トム)に久しぶりに再会♪

大きなヨーロッパのお城のようなお屋敷にトムはいた。

僕を見つけると懐かしそうに擦り寄ってきた。

抱き上げる。

「幸せそうだな・・・・・・」

オレの問いにトムは首を振った。

「ここでは遊んでくれる人いないから寂しい・・・」

「そうか・・・じゃ、昔のように鬼ごっこでもするか」

「・・・うん♪」



オレが追いかけるとトムはバラバラと逃げる

そして木の陰に隠れる。

「おい、トム!!昔といっしょで、尻尾が丸見えだぞ。笑」

俺が逃げるとトムが勇んで追いかけてくる。

カーテンの陰に隠れるとしのび足で近づいてきて

そして足元めがけて飛びついてくる。



どのくらいの時間遊んでいたのだろう・・・トムはオレの

腕の中で気持ちよさそうに寝入っていた。

「そろそろ行かないとな・・・また家に戻ってこないか?」

「戻りたいよ・・・戻りたいけど僕はもう死んじゃってるんだから・・・」

「そうだよな・・・また会えるかな?・・・」

「会えるよ・・・今日みたいに夢の中で、またいつでも・・・僕は待ってるよ」

寂しそうな微笑を残しオレが立ち去るのを見送るトム・・・。

「トム・・・・・・トム・・・ト・・・」




どうしたの?と奥さんに起こされ現実の世界へ・・・。


15日トムの眠る霊園に行って来よう・・・。