駅(改) | 『イラスト日記』

駅(改)

言葉が何処までも延びる

鉄道のレールであるならば

心はやさしく

その上を走るはずだろう


胸を痛めた人達を確かめるだけではなく

駅に降りて一緒に涙を流そう



形式的なチケットなど

要るはずもなく

帰りの汽車に

不安などもつ必要もない



行くことのできる人が

行けるときに行けばいい

そして疲れたら休めばいい


汗をかく人を誰が責めよう


その人たちに

絵でもって安らぎを与えることが

僕の今の仕事であり

その旅は

もうすでに始まっているのである




注:以前アップした詩を一部変更