一年前の今日、わかなはこの世を卒業し、次の新しい世界に向かって巣だっていった…。
あれから一年…。
長かったのか、短かったのかさえ、良く分からない。
何が変わって、何が変わらないのか…。
この一年、わかなの名前を声にしなかった日は一日もない。
母ちゃんが里帰りしている今でも、誰も居ない一人の時も、
「わかな、わかな~。」
「わかな~、父ちゃんの携帯どこいったか知らんか?」
当たり前だけど、返事は返ってこない…。
知らない人が見たら、きっと変人扱いだな。
母ちゃんと話していても、わかなの事話題にする事が多い。
わかなが生まれる直前に読んだ本にこんな事が書いてあった。
「人は2度死ぬ。1度目は肉体が滅んだ時、2度目は遺された人達の記憶から消え去った時。」
「短命」とう運命を背負った娘の父ちゃんとして、この言葉に救われた。
「短くても、ちゃんと生まれてきた意味はある。」
これから先、わかなの名前を呼ばない日が来るのだろうか…。
わかなを思い出さない日が来るのだろうか…。
例えば自分の記憶が全て無くなっても、わかなの存在を忘れてしまうことなど出来ない…。忘れられるはずもない…。
だからこの先も毎日、わかなに話し掛けるつもりです。
いつか、わかなに会えるその日が来るまで…。

わかな、この空のどこに居るんだ?
一年前の今日、この時間にわかなは旅立って行きました…。