和を以て貴しと為す
わしは長尾景虎(ながおかげとら)です。
関東管領、上杉憲基(うえすぎのりもと)は関東での難を逃れ、ようやく越後国に到達した。
向かうのは越後国守護で越後上杉家の2代目、上杉房方(うえすぎふさかた)の居館である。
房方さんはかつて京で室町幕府の評定衆を務めていたこともあるんだよ
憲基「景仲(かげなか)、居館はまだか?」
景仲「もうすぐにございます…見えて来ました。」
居館の門にはすでに憲基が来ると聞いていたようで房方の家臣が出迎えていた。
その家臣の隣にまだ幼い子がいるのを憲基は見た。
家臣「憲基様、よくご無事で。」
憲基「うむ」
家臣「殿(房方のこと)がお待ちです。さぁ居館の中へどうぞ。」
すると、幼い子は憲基に一礼をして、
「ようこそ、我は房方が三男、孔雀丸(くじゃくまる)と申します。」
憲基は元気で丁寧に挨拶をする幼い子に好感を持った。
憲基「おぉ、しっかりとした挨拶、痛み要る。」
この孔雀丸がこの物語の主役であり、後の上杉憲実(うえすぎのりざね)である。
上杉憲実
孔雀丸「憲基様、さぁ、こちらへどうぞ」
憲基らは孔雀丸の案内で居館へ入っていたのだ。
一方、京では上杉禅秀(うえすぎぜんしゅう)の反乱の第一報が伝えられていた。
「前の関東管領が鎌倉を襲ったぞ!」
「鎌倉公方(かまくらくぼう)の足利持氏(あしかがもちうじ)様の関東管領の上杉憲基は討たれたと!?」
「鎌倉は禅秀らに制圧されたらしい」
第一報は正確ではなく、どれも混乱したもので幕府内は騒然としていた。
この時、不在であった征夷大将軍、足利義持(あしかがよしもち)は夜になり帰京した。
足利義持
その頃には正確な報せが入り、持氏、憲基とも無事で持氏は駿河国の今川範政(いまがわのりまさ)の元に入っていたのだ。
義持「2人とも無事であったか…持氏…よし、管領以下諸将を集めろ。」
駿河にいた持氏に対し義持はいい印象がなかったのだ…。
つづく…
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