和を以て貴しと為す
わしは長尾景虎(ながおかげとら)です。
元号が新たに永享となったのに、それを無視し、前の元号の正長を使い、新将軍、足利義教(あしかがよしのり)への将軍就任の祝いの使者も出さない鎌倉公方、足利持氏(あしかがもちうじ)。
持氏さんは義教さんのことを還俗将軍と呼んで馬鹿にしていたんだよね
足利義教
持氏は鎌倉五山の寺院の住職を本来なら将軍が決めるところを勝手に決めたのだ。
鎌倉五山 ※画像はお借りしました
鎌倉五山って鎌倉にある五つの禅宗のお寺なんだね
これに頭を抱えた関東管領、上杉憲実(うえすぎのりざね)は、
憲実「公方(持氏のこと)様は将軍になりたいか…京に謝罪の意を示さねば。」
憲実は京へ謝罪の使者を送ったのだ。
京では義教が勢力的に動いていた。
義教「我が有能な奉公衆よ!!我を共に幕政を強化しようぞ!!」
奉公衆って将軍直轄の親衛部隊なんだよ
義教を抑えている1人に満済(まんさい)がいる。
満済「上様(義教のこと)、関東管領、上杉憲実から謝罪の使者が来ております。」
義教「謝罪?持氏のことか?」
満済「そのようにございます。鎌倉五山の住職を勝手に決めたことでしょう。」
義教「それだけではあるまい。改元を無視し、わしへの祝いもしない…ふざけたやつだ。」
満済「憲実はひたすら謝罪を申し上げております。」
義教「…ここは憲実の顔を立ててやろう。ところで満済、わしは富士山を見に行こうと思っておる。」
満済「富士遊覧、かつて義満(よしみつ)公が行いましたが…持氏公も出仕させるのですか?」
義教「ふふふ…」
義教は不敵に笑った。
憲実は疲れた時には鎌倉の寺院を訪れていた。
持氏さんに振り回されているから疲れるね
此度、訪れたのは鎌倉五山の一つ、円覚寺であった。
円覚寺
そこで憲実は1人の僧にあった…。
つづく…










