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我に任せろ!
私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。
「家族を!?」
義朝(よしとも)は為朝の頼みを聞き直しました。
為朝「はい、我が家臣のタカがここに我が家族を連れてくるはず。そうなれば罰を与えられるかもしれませぬ。」
為朝「我が母と我が妻子を兄上に頼る以外、道はありませぬ。兄上!」
義朝「為朝…そなたの家族は我が引き受けた!」
為朝「兄上!」
義朝「我は父上だけでなく、兄弟たちも斬ってしまった…許してくれるとは思わぬがせめてもの罪滅ぼしをしたいのだ。」
義朝さんは為義さんに従った他の兄弟も命令で斬首したんだ。その中には為朝さんの同母弟の為仲(ためなか)さんも…
為朝「ありがとうございまする。母上、我が妻と子をお願いします。」
為朝の母、光(ひかり)はニコリと微笑み、
光「任せなさい。私は為仲は亡くなりましたが、そなたがこの世で生きていることが支えです。為朝、しっかり生きるのですよ。」
為朝「はい、母上。」
義朝「為朝の家族は京では目立つやもしれぬ。東国の方が良いであろう。」
為朝は安心しました。
数日後、為朝は流罪で京を出立となりました。
源為朝
流罪先は伊豆大島(いずおおしま)となりました。
ところで為朝の妻子でイチの弟で家臣のタカが連れてきたのは女の子だけでした。
その女の子は里香(りか)、私の母になります。
為朝の妻、百合(ゆり)や男子の八太(はちた)は合戦に巻き込まれて行方不明になっていたのです…
それを知らず、為朝は伊豆大島に流されたのでした…
つづく…






