暴れん坊を頼れ〜第64話 肘破壊 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次





我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。


捕えられ、京を引き回された為朝は信西(しんぜい)や平清盛(たいらのきよもり)、源義朝(みなもとのよしとも)らの前に連れて来られました。



コアラ為朝さんは力強いから縄できつく縛られていたんだろうな



信西「ずいぶんと逃げ回っていたな、為朝」


為朝「……」



義朝も清盛も黙って為朝を見ていました。


信西「早速、そなたの処分を言い渡す。」


為朝「待て!ひとつ聞きたいことがある。」


信西「なんだ?」


為朝「我が父、為義(ためよし)はどうなったのだ?」



義朝は為朝の質問に心の臓を掴まれる思いがしました。



信西「為義を初め、謀反人のそなたの兄弟は…皆、斬首にした。刑を行なったのは、そこにいる義朝だ。」




源義朝像



為朝は義朝を見ました。


義朝は何と言わず、ただ為朝を見つめていました。



為朝「……我もすぐ斬れ!」


信西「そなたは斬らぬ。」


為朝「何!?」


信西「そなたの巨体に帝(後白河天皇のこと)が大いにお気に召し、命は助け、島流しとする。」



コアラ実は為義さんらの死刑が朝廷内で非難の声が上がり、為朝さんが捕まったのが為義さんらの死刑から1ヶ月経っていたこともあり、減刑となったと言う説があるんだよ



信西「ただし…そなたの力は危険すぎる。よって2度と弓が引けないよう左腕の肘を外すことになった。」


為朝「肘を……そんなことをするより首を斬れ!」


信西「やれ!!」




為朝は左腕を押さえられ、




バギッ!!


為朝「グワっ!!」



大木槌を左腕の肘に叩きつけられたのです。



信西「それで2度と弓はひけまい。島流しまで義朝に預ける。」


義朝「……はい。」




為朝は義朝の居館の牢に移されたのです。




為朝「ぐっ…」


為朝は外れた肘を支えながら横になっていました。




そこへ、


「為朝殿。」



為朝は声の方を見ると、義朝の正室、由良(ゆら)と子の鬼武者(おにむしゃ、後の源頼朝)でした…






つづく…





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