暴れん坊を頼れ〜第60話 病の為朝 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。



「殿!!」


為朝は目を覚ました。



為朝は横になっており、太助(たすけ)が側にいました。



太助「殿(為朝のこと)!目を覚まされた…よかった…」


為朝「ここは…我はどうしたのだ?」


太助「殿は病で倒れられたのです。ここは近江国で我らを助けてくれた村の民の家です。」



コアラ為朝さん、京から逃げて、途中で倒れたんだよね



太助の後ろには百姓の民がいました。






為朝は起きようとしましたが、


為朝「クッ…」


太助「殿、まだ起きてはなりませぬ。」


民の竹丸(たけまる)が、


竹丸「まだ体が暑い、熱が下がるまで、横になりなされ。」


為朝「…申し訳ない…」


太助「ここまで殿を助けてれたのは竹丸殿ですぞ。」


竹丸「こんな大きな人を運ぶのは1人では無理ですからな。ここには湯治もあるから、熱が下がれば入れるといい。」



コアラ為朝さんは2mを超える大男だから運ぶのは大変だよね





一方、京では崇徳上皇(すとくじょうこう)方に付いた武士らの処刑が終わりました。



源義朝(みなもとのよしとも)は父、為義(ためよし)や兄弟たちを、平清盛(たいらのきよもり)は叔父の忠正(ただまさ)を斬首したのです。



義朝と清盛は後白河天皇(ごしらかわてんのう)の側近、信西(しんぜい)に、


信西「2人とも、此度はよくやった。帝(後白河天皇のこと)もお喜びだ。」


義朝「……」


信西「後は逃げているものを早急に捕えるのだ。」


清盛「逃げているものか…」


信西「義朝、そなたの弟、為朝はまだ逃げておる。捕えねば一大事になるぞ。必ず捕まえよ!」




義朝は内心…


『為朝…逃げろ…』





数週間後、為朝はようやく熱が下がりました。


竹丸「熱が下がりましたな。」


為朝「これも竹丸殿を始め、村の方々のおかげ。礼を申す。」


竹丸「後は湯治に入って体をやすめるとよい。」


太助「何から何までありがとうございまする。」




しかし、村人の中に為朝らを冷めた目で見ているものがいたのです…






つづく…