暴れん坊を頼れ〜第57話 父との別れ | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。



源義朝(みなもとのよしとも)ら後白河天皇(ごしらかわてんのう)方の軍勢に火攻めにされた崇徳上皇(すとくじょうこう)方は敗走しました。


コアラ為朝さんが頑張ってたんだけど、火攻めにはかなわなかったね



為朝は父、為義(ためよし)と共に先に逃亡した崇徳上皇に追いつき護衛をしていました。







為朝は為義に、


為朝「父上…九州に落ちましょう。」


為義「…我が源氏の兵が集まるなら、東国ではないか?」


為朝「九州なら我が城があり、仲間がいます。」


為義「……今は上皇様を安全なところまでお連れするのが先決だ。」





保元元年(1156年)7月13日、


崇徳「朕は…もう疲れた。弟のいる仁和寺(にんなじ)に行く…皆とは、そこで別れよう。」



仁和寺・金堂




為義らは仁和寺まで上皇を送り、そこで別れました。



為朝「上皇様はどうされるのだ?」


為義「出頭するのだろう。上皇様の弟君は覚性法親王(かくしょうほうしんのう)様。天皇様方との取りなしをしてもらうのだろう。」


為朝「…いまさら、取りなしとは…」



覚性法親王は上皇の申し出を断り、結果的に上皇は天皇方の源重成(みなもとのしげなり)の監視下に置かれました。





コアラ崇徳上皇は出頭する時、剃髪したんだ




為朝らは敗走を続けていましたが、


為義「為朝、我は…降伏する。」


為朝「なんと!?」


為義「義朝の元に降る…もはや老齢、どこへ行くのも辛い。身は義朝に任せる。そなたは…逃げよ。」



為義について来ていた為朝以外の子らも為義に従いました。





為朝「父上…生きていてくだされ。我が必ず助けます!」


為義「…わかった。最後まで精一杯生きてみせる。そうだ、そなたの母、(ひかり)は江口に身を隠しているはずだ。」


為朝「母上が江口に…」


為義「助けてやってくれ。」




為朝は為義と別れました。



しかし、これが2人の今生の別れとなるのでした…






つづく…