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我に任せろ!
私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。
為朝と義朝(よしとも)が激戦を繰り広げている時、2人の父である為義(ためよし)は白河北殿の館内で藤原頼長(ふじわらのよりなが)の近くに控えていました。
源為義
為義さんは頼長さんの護衛だったんだね
そこへ為義の家臣、鎌田通清(かまたみちきよ)がやってきました。
通清「殿(為義のこと)!!」
為義「通清!!戦況はどうだ!?」
通清「為朝様が西門で平清盛(たいらのきよもり)勢を退却に追い込み、今は義朝様の軍勢と互角に戦っております。」
為義「2人が戦っておるのか…」
通清「…殿が御育て上げた御子息は立派な武士になっており…ま…す。」
為義「通清…?どうした?」
バタッ
通清の背には矢が突き刺さっていました。
為義「通清!!通清!!!」
通清「……殿…これで源氏は…大丈夫です………」
通清は為義の腕の中で息絶えました。
一方、為朝は義朝へ向けて矢を狙っていました。
シュ!!
「ぐわっ!!」
矢は義朝の肩をかすめて、後ろの兵に突き刺さりました。
為朝は続けて矢を放ちました。
「ぎゃぁ!!」
「ぐふっ!」
「だぁ!!」
為朝の放った矢は義朝には当たらず、周りの兵に突き刺さっていました。
義朝「為朝が矢を外すなど有り得ぬ…んっ!あやつ意図的に外しているな。」
為朝は何とかして義朝を連れ去ろうと思っていたのです。
そこへ義朝の家臣、鎌田政清(かまたまさきよ)が戻ってきました。
政清「殿(義朝のこと)!信西(しんぜい)殿から火攻めのお許しを頂いてまいりました。」
義朝「問題はなかったな。」
政清「焼け落ちた館は再建すれば良いと。」
義朝「よし!!火の矢を放て!!」
火矢が一斉に放たれました。
為朝「火!!!」
つづく…





