暴れん坊を頼れ〜第51話 突き抜ける矢 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫の里子(さとこ)です。



「敵が攻めて来た!」




崇徳上皇(すとくじょうこう)や藤原頼長(ふじわらのよりなが)らがいる白河北殿に敵襲を知らせる声が響きました。



頼長「敵とな…夜討とは卑劣な!!」


崇徳「頼長、あの鎮西八郎為朝が申したとおりになったではないか!?どうするのだ!?」



崇徳上皇



頼長「……除目を行ない、為朝を蔵人に任じましょう。」



コアラ蔵人って天皇さんの秘書みたいなんだよ




為朝は敵の侵入を防ぐために西門へ向かっていました。


そこへ頼長の使者が、


使者「為朝、除目により蔵人に任ずるとのことだ。」


為朝「…ふっ、いまさら。我は鎮西八郎で結構だ!!そんなもの無くとも、敵を追い払ってみせるわ!」



為朝は頼長の申し出を跳ねつけ、西門へ向かいました。




西門には敵の兵が多く来てました。





為朝は家臣の太助(たすけ)に、


為朝「敵は誰か?」


太助「これは…平氏(へいし)、平清盛(たいらのきよもり)の兵と見ます。」


為朝「清盛…よし!!」




為朝は西門を出て、


為朝「我は源鎮西八郎為朝!!貴様ら、何者か!?」



そこへ、


平清盛



清盛「我は平清盛!謀反を企む崇徳上皇と藤原頼長を捕らえに来た!ここを速やかに開けられい!!」


為朝「清盛!!それは叶わぬ願いだ!!」


清盛「なんと!?」



そこへ清盛の家臣、伊藤景綱(いとうかげつな)とその子の忠清(ただきよ)と忠直(ただなお)が前に出てきました。




景綱「殿(清盛のこと)、ここは我らにお任せあれ!」


忠清「為朝!!清盛が家臣、伊藤忠清がお相手いたす!!」


為朝「清盛ですら物足りないのに、お前らなんぞ相手にならん、退け!!」


そこへ、忠直が前に出てきて、


忠直「兄上(忠清のこと)!我に任されよ!この矢を受けてみよ!!」





為朝はこれを見て、おもむろに矢を抜き、


為朝「物足りないが、鎮西八郎の矢を今生最後のの見納めとせよ!!」






為朝と忠直は、ほぼ同時に矢を放ちました。




ズザッ!!


忠直の矢は為朝にあっさりと避けられましたが、為朝の放った矢は、忠直の腹を突き抜け、後ろにいた兵2人まで突き刺さったのです。



清盛は唖然としました…







つづく…