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崇徳上皇(すとくじょうこう)や藤原頼長(ふじわらのよりなが)らがいる白河北殿に敵襲を知らせる声が響きました。
頼長「敵とな…夜討とは卑劣な!!」
崇徳「頼長、あの鎮西八郎為朝が申したとおりになったではないか!?どうするのだ!?」
崇徳上皇
頼長「……除目を行ない、為朝を蔵人に任じましょう。」
蔵人って天皇さんの秘書みたいなんだよ
為朝は敵の侵入を防ぐために西門へ向かっていました。
そこへ頼長の使者が、
使者「為朝、除目により蔵人に任ずるとのことだ。」
為朝「…ふっ、いまさら。我は鎮西八郎で結構だ!!そんなもの無くとも、敵を追い払ってみせるわ!」
為朝は頼長の申し出を跳ねつけ、西門へ向かいました。
西門には敵の兵が多く来てました。
為朝は家臣の太助(たすけ)に、
為朝「敵は誰か?」
太助「これは…平氏(へいし)、平清盛(たいらのきよもり)の兵と見ます。」
為朝「清盛…よし!!」
為朝は西門を出て、
為朝「我は源鎮西八郎為朝!!貴様ら、何者か!?」
そこへ、
平清盛
清盛「我は平清盛!謀反を企む崇徳上皇と藤原頼長を捕らえに来た!ここを速やかに開けられい!!」
為朝「清盛!!それは叶わぬ願いだ!!」
清盛「なんと!?」
そこへ清盛の家臣、伊藤景綱(いとうかげつな)とその子の忠清(ただきよ)と忠直(ただなお)が前に出てきました。
景綱「殿(清盛のこと)、ここは我らにお任せあれ!」
忠清「為朝!!清盛が家臣、伊藤忠清がお相手いたす!!」
為朝「清盛ですら物足りないのに、お前らなんぞ相手にならん、退け!!」
そこへ、忠直が前に出てきて、
忠直「兄上(忠清のこと)!我に任されよ!この矢を受けてみよ!!」
為朝はこれを見て、おもむろに矢を抜き、
為朝「物足りないが、鎮西八郎の矢を今生最後のの見納めとせよ!!」
為朝と忠直は、ほぼ同時に矢を放ちました。
ズザッ!!
忠直の矢は為朝にあっさりと避けられましたが、為朝の放った矢は、忠直の腹を突き抜け、後ろにいた兵2人まで突き刺さったのです。
清盛は唖然としました…
つづく…






