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高松殿跡
天皇は源義朝(みなもとのよしとも)と平清盛(たいらのきよもり)を呼び出しました。
当時、武士が帝の前に座れるって、あんまりないことだったんだよね
天皇の側近、信西(しんぜい)が、
信西「帝、我がお言葉を取り次ぎ…」
後白河「いや、2人は直答を許す。謀反人、頼長や上皇をどう退治する?」
清盛は緊張した面持ちで、
清盛「兵の数では、こちらが優っておりまする。明朝を待って白河北殿を囲み、敵の兵を蹴散らし上皇をお連れします。」
平清盛
信西「ん〜?義朝は以下に?」
義朝「明日では遅すぎます。今宵、夜討をかけます!」
後白河「夜討とな?」
義朝「敵の兵は少ないとはいえ、我が弟、為朝がおります。奴の矢は強弓。こちらの被害もただでは済みますまい。だからこそ、夜のうちに敵兵を討ち、勝敗を決するのです。」
信西「なるほど、東国で荒くれ者を蹴散らし従えた上総の御曹司だ。都の武士とは違うな。」
義朝さんは東国に下向して戦い、東国を治めて「上総の御曹司」って呼ばれていたんだよ
清盛は不快な表情をしていました。
そこへ遅れてきた関白、藤原忠通(ふじわらのただみち)が、
忠通「夜討とはどうてありましょうか?こちらの軍は帝の軍。帝の軍が夜討のような卑怯な手を使うのはいかがなものかと…」
藤原忠通
信西「関白殿、戦に卑怯も何もありません。勝てばよいのです。」
後白河「よし!」
天皇は外に控えている兵らの前にたち、
後白河「強者どもよ!見事、謀反人を討ち果たしたて参れ!!」
「おー!!」
兵らは一斉に鬨の声を上げました。
天皇の軍勢は出陣しました。
平清盛率いる300余騎が二条大路を、源義朝率いる200余騎が大炊御門大路を、源義康(みなもとのよしやす)率いる100余騎が近衛大路を東に進みました。
為朝は迫ってくる兵と馬の足音を聞き、
為朝「…来たか!」
いよいよ決戦の時!
つづく…




