暴れん坊を頼れ〜第49話 為朝の献策 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。



保元元年(1156年)7月11日、白河北殿崇徳上皇(すとくじょうこう)、藤原頼長(ふじわらのよりなが)側では集まった武士との軍議が開かれました。


藤原頼長



崇徳「平清盛(たいらのきよもり)は参じてはおらぬのか?」


頼長「清盛はどうやら帝(後白河天皇のこと)に付いたようです。」


崇徳「くっ、清盛の父、忠盛(ただもり)は朕の皇子、重仁(しげひと)の後見だったのに…」


頼長「忠正(ただまさ)!清盛はどうなっておるのだ?」


コアラ平忠正さんは清盛さんの叔父なんだけど、清盛さんとは別行動を取ったんだよね



忠正「清盛は我が兄、忠盛の心を知らぬもの。我が必ず清盛を討ち果たしてみせます。」


頼長「さて…為義(ためよし)、長年、我が摂関家に仕えし武士、此度はどう戦う?」



源為義


為義「我は既に老齢ゆえ、我が八男、鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)が献策いたします。」



周りの目が一際大きい為朝に集まりました。


為朝「鎮西八郎為朝にございます。」


頼長「…申してみよ。」


為朝「我は九州で幾度も合戦をしましたが、1番勝る策は夜討です。」




為朝「ただちに帝の座す高松殿へ攻め寄せ、火を放てば容易く勝てます。我が兄、義朝(よしとも)が出てくれば我が射落します。清盛なんぞは我の敵ではごさいません。逃げ出してくる帝の駕車の人夫を蹴ちらし、帝をお連れすればよろしいでょう。」



周りの武士は為朝の献策に言葉が出ませんでした。



しかし…


頼長「ならぬ!」


為朝「なんと?」


頼長「夜討なぞ武士同士の私戦で行なう策だ。上皇と帝の国を巡る戦ぞ!我が藤原摂関家との関係が深い興福寺(こうふくじ)の僧兵が明日来る。その到着を待って決戦とする!」




コアラ興福寺の信実(しんじつ)さんが僧兵を率いて来る予定だったらしいね



為朝「明日の朝?遅い!!」



為朝は立ち上がりました。


為義「こっ、これ!頭が高い!」


頼長「皆、良いな!明日の朝、決戦だ!」



為朝は唖然としました。そして…


為朝「我が兄、義朝は今宵、夜討を仕掛けてきますぞ!!今、我らの方が兵の数で負けています。夜討されれば苦戦は免れませぬ!」



頼長は為朝の進言を無視し、下がりました。




為朝は、


為朝「なんてことだ…」


為義「為朝、やるしかない。夜討に備えて館を固めよ。」


為朝「……わかりました。」





11日未明、京に兵や馬の進軍する音が響き出しました…






つづく…



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