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義朝は家臣の鎌田政清(かまたまさきよ)を呼び、
義朝「為朝が京に向かっていると聞いた。」
政清「為義(ためよし)様が検非違使の職を解かれ、呼び寄せたようです。」
義朝「…政清、密かに、この文を為朝に届けよ。為朝とは争いたくないのだ。」
政清「わかりました。早速に…」
為朝ら一向は安芸国に到達していました。
為朝「太助(たすけ)、ここらでひと休みにするか?」
太助「はい、ちょうど昼飯時でございますな。」
為朝らは海を見ながら、各々、飯を食べました。
現在の瀬戸内海
為朝「……海はいいな。」
太助「京はどうなっているのでしょう?」
為朝「わからぬが…権力争い…か…」
太助「この海のように平和でありたいものです。」
為朝「そうだな…」
その時、
ゴロッ!!
為朝の側に小石が飛んできました。
為朝「ん!?」
太助「石?誰だ!?」
為朝が小石が飛んできた方向を見ると、樹々があり、そこに2人の子供がいたのです。
定吉(さだきち)がそれを見て、
定吉「コラーッ!!なんだ、お前ら!?」
為朝と太助は、
為朝「太助、あの童は…」
太助「九州に行く時に飯を与えたイチとタカ!」
かつて為朝が九州へ向かう時にひもじくて為朝らの飯を盗もうとした子供たちだったのです。
イチ「大きいお兄ちゃん、久しぶり!」
為朝「おぉ、2人とも、大きくなったなぁ。母上は大事ないか?」
タカ「おっ母は元気になった。オラ、お兄ちゃんに会えて嬉しい!」
イチ「お兄ちゃんたち、どこへ行くの?」
太助「京へ行くのだ。」
イチとタカはお互いの顔を見合わせ、
イチ「オラたち、お兄ちゃんの手助けをしたい。」
タカ「おっ母を助けてくれた恩、ずっと忘れてない。お兄ちゃんたちの力になりたいんだ。」
為朝「おぉ、ありがたいの。」
太助「2人は何ができる?」
イチ「2人とも石を投げるのがうまいぞ。」
タカ「走るのも早いぞ。」
為朝「よし、2人とも我に付いてこい。」
イチ、タカを加えた為朝らはさらに進み、播磨国まで来ました。
太助「京まで、もうひと息ですな。」
すると、先に進んでいたイチが、戻ってきて、
イチ「向こうから、誰か来るよ!」
為朝「警戒せよ!」
それは馬に乗って現れたのです。
太助「何者!?」
「…これは源義朝が家臣、鎌田政清と申す。」
為朝「兄上の!?」
つづく…
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