暴れん坊を頼れ〜第40話 合戦の後 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。



為朝らは原田種也(はらだたねなり)の岩門城(いわとじょう)を落としました。

岩門城跡



コアラ岩門城跡は現在の福岡県那珂川市にあるんだよ



城は為朝らの夜討、火攻めにより焼失してしまいました。



翌朝…



為朝の家臣、太助(たすけ)や家遠(いえとお)は逃げた原田の家臣や兵を捕らえていました。


その中には種也の右腕とも言うべき家臣、秋月(あきづき)もいました。



太助「殿(為朝のこと)、捕らえたものはどうしますか?」


為朝「逃がしてやればよい。」


家遠「逃す?逃したら、我らに反撃してくるやもしれませぬぞ。」


為朝「中には原田に無理に兵として、こき使われたものもいるだろ。」


家遠「確かに…百姓もいるようです。」


為朝「それに反撃してくるものがいれば、また討ち返すだけだ。」



為朝はニッコリと笑いながら、そう言いました。




太助は捕らえたものたちに、


太助「皆、殿が放してよいとの仰せだ。皆の好きにするがよい。」





そう言うと逃げるものもいれば、


「為朝様に仕えたい!」

「わしゃ百姓だから米作って、為朝様に食べてもらいたい。」

「原田を潰してくれて、ありがたい。為朝様についていく!」




ほとんどが為朝に仕えたいと声を上げていました。




為朝はそれらを家臣に加え、


為朝「燃えた城跡、新たに城を築こう。皆で協力するのだぞ。」





一方、秋月は逃げました。





秋月「くそっ…為朝め、今に見ていろ。」




秋月は数人を連れて東に向かっていきました。



コアラ九州から東と言うと、京の方面…





筑後を平定させた為朝は豊後の鎮西城(ちんぜいじょう)へ戻りました。





鎮西城では為朝の妻、百合(ゆり)が待っていました。


為朝「百合!そのお腹は…」





百合「また子を授かりました。」


為朝「さすが…さすが百合だ。でかしたぞ!」







つづく…



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