暴れん坊を頼れ〜第38話 密かに動く | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。



為朝の軍勢が退いてから3日後、筑後岩門城(いわとじょう)の原田種也(はらだたねなり)は、家臣の秋月(あきづき)と城下を眺めていました。

コアラ筑後国は今の福岡県の南部辺りなんだよ



秋月「殿(種也)のこと、為朝らの兵は全くいなくなりましたな。」


種也「城から攻められ、後ろからも攻められ、どうすることも出来なかったのだ。逃げるしかあるまい。」


秋月「城の周辺に潜ませていた百姓兵は帰していいですか?」


種也「あぁ、また田畑に戻しておけ。いずれ、こちらから為朝を攻めていく時に使うからな。」




為朝らを背後から攻めた伏兵は百姓だったのです。




秋月「帰ってよいぞ、また田畑で作物を作り治めよ。よいな!!」




百姓らは黙って、各々の住まいに帰っていきました。





すると、百姓らに声をかけるものが…






さらに数日後が経ちました。



秋月が慌てた様子で種也の元に来ました。


秋月「殿!先日、田畑に帰した百姓らの姿が見えません。」


種也「百姓が?どうしたのだ?」


秋月「わかりませぬ。家も間抜けの殻でした。」


種也「奴らの妻子は城に人質としておる。いずれ、戻ってくるに違いないわ…もう夕方だ。明日、見せしめで人質を城の門に磔にせよ。」


秋月「裏切れば、こうなるってことをわからせるのですね。では明日朝一で行ないます。」



種也は百姓が裏切らないように妻子を質として取っていたのです。





その夜…



岩門城から逃げ出すものがいました。




それは10数人以上もいました。


「皆…静かに…」





しばらくして静寂となりましたが…






バァーン!!



轟音とともに岩門城の門の一角が矢により破壊されたのでした。




寝ていた種也は驚き、


種也「なっ、なんだ!?」



慌てた秋月が現れ、


秋月「殿!無事ですか!?」


種也「あの音はなんだ!?見てまいれ!」





秋月が見たのは、




「放て!!」



火矢が城めがけて飛んできたのです。



秋月「うわっ!これは夜討だ!!為朝の夜討だ!」







つづく…




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