暴れん坊を頼れ〜第27話 初めての合戦 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。




為朝らは建てたばかりの砦に籠りました。


そして、為朝らの集落を攻める目代の家臣八代(やしろ)が集めた兵の集団が現れました。




コアラ八代の上司だった目代は為朝さんがやっつけたんだよね




その集団を見た為朝の家臣、太助(たすけ)や尾張権守家遠(おわりごんのかみいえとお)は、


太助「なんだ、あの集団は?兵…じゃなく百姓ばかりじゃないか?」


家遠「八代は近くの集落から無理矢理連れて来たのでしょう。」




為朝らの集落の村人、平吉(へいきち)は、


平吉「あれは…隣の集落の村人らもいる。」


為朝「平吉、それは誠か?」


平吉「はい、間違いありません。八代に脅されてしょうがなく来たんだ。」


為朝「平吉、八代と同じ目代の家臣は何人いる?」


平吉「ちょっと待って…よく見てみる。」




平吉は砦の高いところから、敵の集団を眺めてました。





平吉「目代の役人だったのは鎧をつけてる。それ以外は百姓だ。」


太助「八代ら、百姓を盾にしようとしている。」


為朝「兵の数では、こちらの方が少ない。皆、百姓を避けて役人ら目掛けて石を投げろ。」




八代らの集団が砦の下辺りに来た時…



「いまだ!投げろ!!」



八代らの集団に一斉に石が降ってきました。



「うわっ!」

「なんだなんだ⁈」

「痛い!」

「逃げろ!!」



石は八代ら役人だけに当たり、それを見た百姓らは逃げ出しました。



八代「こっ、こらーっ!!逃げるな!斬るぞ!!」




それを見た為朝は大弓を構え、




為朝「フン!!」



為朝が放った矢は勢い凄まじく、八代の顔をかすめ、八代の後ろにいた役人を射貫いたのです。




八代「ひいぃぃ〜!」




八代らは為朝の姿を見て、怖気付き、皆逃げてしまいました。





太助「なんだ〜あいつら。」


家遠「為朝様の一矢で逃げおった。さすが為朝様。」




集落は守られたのです…






つづく…




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