前回まではこちら⬇️
太助さんは京から為朝さんに従って九州に一緒に来たけど、はぐれていたんだよね
太助「ずいぶん探しましたぞ!!」
為朝「すまぬ、しばらく記憶を無くしていたようなのだ。」
太助「集落で目代を倒したものがいると噂を聞いて、もしやと思い…ご無事でよかった。」
太助は為朝の手を握り、安心した表情を見せました。
そして太助は為朝の大弓を見て、
太助「あっ!この大弓!」
為朝「この大弓がどうかしたのか?」
太助「為朝様が崖からいなくなった後、この大弓が残されていましたが、その後、大弓が消えてしまって…川に落ちて流されていたのだと思います。」
為朝「なんと…」
そこへ2人の話を聞いていた百合(ゆり)は、
百合「その弓は倒れていた八郎(はちろう、為朝のこと)の側に落ちていました。まるで八郎について来たみたい…」
為朝「…太助、後ろにいるのは?」
太助の後ろには1人の武者がいました。
太助「あっ、為朝様と再会して感激で紹介を忘れるところでした。こちらが尾張権守家遠(おわりのごんのかみいえとお)様です。」
家遠「為朝様、お初にお目にかかります。いやぁ〜心配しました。」
家遠さんは九州にくる為朝さんを世話する予定だったんだよね
家遠「為朝様、ここに来るまで、他の集落にも寄りましたが…為朝様を討つために兵を募っているものがいると噂を聞きました。」
それは村人の平吉(へいきち)が言っていた目代の家臣、八代(やしろ)だと為朝は思いました。
百合「八郎、八代がここへ攻めてくるのかしら?」
為朝「うむ…その可能性は高い。それならば…砦を建てて迎え撃つ!!」
太助「為朝様、早速、取り掛かりましょう。」
為朝は太助、家遠や村人らと集落の入り口近くの山に砦を築きました。
しばらくして、予想どおり集落目掛けて兵の集団が進軍してきたのです…
つづく…
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