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源為義
そんな2人の険悪な中をよそに八郎(はちろう)は義朝の居館に出入りしていました。
八郎は義朝の子、鬼武者(おにむしゃ、後の源頼朝)に弓矢の手ほどきをしていました。
バンッ!
八郎「鬼武者、まだまだ稽古せねばならぬの〜」
鬼武者「今一度!!」
義朝は2人を目を細めて見ていました。
義朝「八郎、そなたのおかげで鬼武者も弓矢の腕が上達しておる。礼を言うぞ。」
八郎「なんの、我の弓矢は兄上に教わった。その腕を鬼武者に教えてるまで。」
義朝「ところで、八郎はもう12歳、体も他の兄弟に負けておらぬ。元服してもよい頃ではないか?」
八郎「はぁ…父上は何も申しておりませぬが…」
義朝「帰って元服のこと、話して参れ。」
八郎「はい、我は…兄上の一字を頂きとうございまする。」
義朝「おぉ、泣けることを言ってくれるの。ならば朝の字を与えよう。後は父上に決めてもらえ。」
その頃、為義は次男の義賢(よしかた)を呼び付けていました。
為義「義賢、昨日も藤原頼長(ふじわらのよりなが)様のところに行っていたのか?」
義賢「はい、お相手をさせて頂きました。」
義賢さんは頼長さんの…男色の相手だった…らしい
為義「そなたは東国へ行くのだ。」
義賢「東国?東国は義朝兄が勢力をはっております。兄の子、義平(よしひら)が守っているとか…」
源義平
義平さんは義朝さんの長男なんだけど、側室の子なんだよ
為義「義朝にこれ以上、力をつけさせてはならん。そこでそなたが行き、義朝の勢力に対抗するのだ。」
義賢「我に…義朝兄に対抗できますでしょうか?」
為義「情けないことを言うな!ここで見事、手柄を上げたら源氏の跡目はそなたに譲る。」
義賢は不祥事を起こし、為義の後継ぎから外れていたのです。
義賢「わかりました!父上のご期待に叶うよう、東国に行ってまいります。」
こうして義賢は東国へ向かったのです。
翌日、八郎は元服のことを為義に話しました。
そして元服後の名、義朝の一字をもらうことも…
すると、
為義「義朝の一字をもらうなど、ならん!!」
八郎「なぜにごさいますか?」
為義「あやつは父である我の言うことを聞かず、蔑ろにしておる!そんなものの字をもらうなど…ならぬ!」
八郎「わかりませぬ!兄上は源氏のために努めているのに、なぜに嫌うのですか⁉︎」
為義「うるさい!そなたは乱暴はなおらず、義朝の居館に出入りしおって!!」
バチッ!!
為義は八郎の顔を叩きました。
八郎「何を…!!」
八郎は居館を飛び出して行ったのです…。
つづく…
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