1987年の新日本プロレスの第5回IWGPリーグ戦の優勝戦はアントニオ猪木とマサ斎藤の対戦でした。
このカード、この年では3回目だね
試合は猪木さんが斎藤のバックドロップを切り返してのフォール勝ち。
猪木さんの優勝が決まりましたが…
リングに長州力が上がりました。
いきなりマイクで何やら叫んでます。
「藤波!俺は自分たちの時代を作るために3年間、叫んできたんだぞ!」
藤波辰巳、前田日明もリングに上がりました。
「藤波、前田、噛みつかないのか!?今しかないぞ!俺たちがやるのは!」
猪木さんは半信半疑な表情でしたが、
IWGPのチャンピオンベルトを手に持ち、マイクを握り、
「てめーらの力で勝ち取ってみろ!」
そして…
斎藤と坂口征二と共闘する姿勢を見せました。
これで猪木らの世代と藤波、長州、前田らの世代の対立図式ができました。
ただ…前田はマイクで、
「ごちゃごちゃ言わんと、誰が1番強いか決まるまでやればいいんだよ。決まるまで!」
前田は世代闘争と言うより個人での闘争を望んでいるようでしたね。
この辺りで長州さんと前田さんの目指しているところが違っていたね
会場はヒートアップし、次期シリーズが楽しみになっていました。
つづく
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