暴れん坊を頼れ〜第7話 牛車を倒せ | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。



「百合(ゆり)〜!」

八郎(はちろう)は洛中を歩く百合とその父を見かけ、側に駆け寄りました。

すると、百合は泣いていました。


八郎「百合!どうしたんだ?泥だらけではないか?」


父も泥だらけで額からは血が出ていました。



父「採れた作物を道端で売っていたら…通りすがりの牛車がはねた泥水をかけられて…あの牛車はどこぞの貴族だろ。」


八郎「牛車!?貴族!?どこの貴族か、おわかりか?」


父「わからぬが…大人数だったぞ。泥水をかけても謝りもしない!ちくしょう!」


八郎「まだ遠くまでは行ってない。百合、その牛車を教えてくれ!」



八郎は泣く百合の手を引いて、牛車を探し始めました。






通りには走っている牛車は多数ありました。



八郎「百合、この中に泥をかけた牛車はいるか?」


百合「ううん…この中にはいないわ。」



2人は別の通りに行き、





百合「あっ!あの牛車だわ。お父はあのお侍に叩かれたのよ。"どけ!"って」


八郎「あれか!百合、ここにいろ。待っていろ。」




八郎は牛車の前に出て、


八郎「おい!!」



いきなり八郎が出てきたので牛車は止まりました。


先頭の武士が、


武士「なんだ?この小童?邪魔だ、この牛車に乗っているのは関白藤原忠通(ふじわらのただみち)様ぞ!」


八郎「我の友がこの牛車に泥水をかけられ、その鞭で叩かれた!謝れ!!」


武士「はぁ?関白様の牛車ぞ。邪魔だから退けたのだ!お前も邪魔だ!」



牛車の中にいた忠通は、


藤原忠通



忠通「どうした?止まっておるぞ。早く進め。」


武士「はい!邪魔な虫がおるゆえ、ただいま退けてます。」



武士は八郎を蹴り飛ばした。



八郎も泥だらけになったが、立ち上がり、


八郎「待て!」


武士「この小童!!」



武士は再び八郎を蹴ろうとしたが、八郎はその足を受け止め、


八郎「だぁ!!」



武士を倒したのです。



さらに、牛車の側面に行き、


八郎「この…この牛車!泥だらけにしてやる!!」





忠通「なっ!なんだ⁈」


八郎「ぐっ、ぐおおおぉ!!」




ダーンッ!!


なんと八郎は牛車が押し倒してしまったのです。




慌てた武士らは、


「関白様!!」



八郎は、


八郎「関白か何が知らないが、我は悪いやつは退治するぞ!!」




八郎は悠々と百合の元に帰っていきました。


八郎「百合、悪いやつを退治したぞ。」


百合「八郎、牛車を倒すなんて凄い。」



八郎は照れ笑いを浮かべていました。




しかし、その夜、八郎はこっぴどく怒られることになるのです…。





つづく…



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