猛将親父 〜第151話 四国の蝙蝠〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。


天正13年(1585年)春…

四国は土佐国岡豊城(おこうじょう)。


城主は四国を統一しつつあった長宗我部元親(ちょうそがべもとちか)である。



コアラ一説には元親さんの四国統一は完成してはいないとも言われてるね


「ふんッ!!」


長宗我部元親像


元親は長い槍を振っていた。


そこへ弟である香宗我部親泰(こうそがべちかやす)がやって来た。


親泰「兄上、羽柴秀吉(はしばひでよし)からの返答が来ました。」


元親「ほぉ…わしに四国を任せると申してきたか?」


親泰「…いえ、土佐一国の安堵と申してきました。こちらは伊予国を割譲すると条件を出しましたのに…」


元親「長年の皆のおかげで四国を統一できたものを、猿にくれてやるわけにはいかん!!」


親泰「秀吉が攻めてきますぞ。徳川家康(とくがわいえやす)も織田信雄(おだのぶかつ)も秀吉と和睦しております。援軍は期待できませぬ。」


元親「四国の武士の力を見せてやろう。わしは蝙蝠ではない!親泰、各方面に戦の準備を急がせよ!」


かつて元親は織田信長(おだのぶなが)公に『鳥なき島の蝙蝠』と評されていたのだ。




親泰「はい!秀吉は阿波、讃岐、伊予の三方面から攻めてくるものと予想します。讃岐は宇喜多(うきた)、伊予は毛利(もうり)、阿波は秀吉自身が来るでしょう。」


元親「伊予はまだ平定して間もない。新居の金子元宅(かねこもといえ)に檄を飛ばしておけ!敵は毛利ぞと!」



コアラ新居って今の愛媛県の新居浜市、西条市辺りだよ




秀吉は四国征伐に動き出した。


秀吉軍の先鋒は黒田官兵衛(くろだかんべえ)で総大将を弟の秀長(ひでなが)と定めた。


羽柴秀長



毛利は伊予国からの侵攻を任されたのだ。


毛利軍は総勢4万。6月に毛利家当主、毛利輝元(もうりてるもと)と吉川元長(きっかわもとなが)が小早川隆景(こばやかわたかかげ)の居城、三原城(みはらじょう)に入った。



三原城跡



隆景「殿(輝元のこと)、殿は三原城にてお待ちください。伊予遠征にはわしと元長が行ってまいります。」


輝元「そうか、頼むぞ。」


隆景「元長…兄上(元春のこと)はやはり来なかったか?」


元長「はい、秀吉様が出陣を楽しみにされていると伝えましたが…隠居の身だと申しました。」


隆景「そうか、しかたあるまい。」




毛利軍は隆景と元長、二手に分かれて出陣した。



「おい、あの船に乗るぞ。」

「はい。父上。」

「馬鹿者、声を抑えよ。」




出陣前夜、隆景軍の船に密かに潜入するものがいた…




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