猛将親父 〜第132話 元春の背水の陣〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



元春は戻ってきた忍びの弥助(やすけ)から羽柴秀吉(はしばひでよし)軍の兵糧攻めで陥落した鳥取城(とっとりじょう)のことを聞いた。

コアラ弥助は包囲された鳥取城から出られず、兵糧攻めにあったんだよね



元春の拳は震えていた。怒りで震えていたのだ。



元春「…経家、大義であった…弥助も大義であった。」


弥助「殿、秀吉の軍は南条元続(なんじょうもとつぐ)の羽衣石城(うえしじょう)救援でこちらに向かってきます。」


元春「そうか…弥助、今は身体をゆっくり休めよ。後は心配いたすな。」


弥助「はい…」


羽衣石城模擬



元春「元長(もとなが)!秀吉軍と合戦をする!進軍するぞ!!」


元長「父上、秀吉軍は60,000の大軍にございます。ここは輝元(てるもと)様、隆景(たかかげ)様の軍を待ってから進軍すべきです。」


元春「待たぬ!待てば京から更なる援軍がくる。経家のためにも秀吉は許さぬ!!」



元春は軍勢を進軍させた。その数は6,000。




秀吉は軍勢を進軍させていた。


そこに元春進軍の報せが入った。


秀吉「元春が向かってきておる!ここは討って出るぞ!」


そこに秀吉の軍師、黒田官兵衛(くろだかんべえ)が意見をした。


官兵衛「殿、侮ってはなりませぬぞ。」


秀吉「しかし、官兵衛。元春は6,000の軍勢と聞く。我らは60,000ぞ。」


官兵衛「それを知っていて元春は進軍してくるのです。まずは元春の軍勢を見ましょう。」




元春は伯耆国の馬ノ山に陣を置いた。



元春はここで驚くべき命を出した。


元春「元長!!橋津川に架かる橋を全て落とせ!海上の兵船を陸に上げよ!そして櫓を全て折捨てよ!」


元長「父上!それでは退路がありませぬ。」


元春「我らは逃げる事はせぬ!必ず秀吉を討ち取る!!」



わし、経言(つねのぶ)はこれを側で聞いて体が震えてしまった。


元春は背水の陣を敷いたのだ。



元春「経言、雪が降ってきた。火を焚き、兵たちに酒と肴を振る舞うのだ。」


経言「酒を?」


元春「この寒さだ。皆の体を温めておこう。気持ちも高まるであろう。」


コアラ元春さんも酒を飲んで高いびきで寝たらしいよ





秀吉は元春の陣や陣中の様子を見て、


秀吉「なんなんだ…これが大軍と対峙した大将のやることか…」


官兵衛「殿、これが元春の覚悟です。元春の戦は常に死を覚悟しているのです。」


秀吉「元春の覚悟…官兵衛、ここは退こう。負けぬとも、我らはただではすまぬ。」



秀吉は刃を交えず、大軍を播磨へ退いて行ったのだ。




秀吉『吉川元春…恐るべし…』




元春は退却する秀吉軍を追撃はせず、自らの軍勢も出雲へ退いたのだ…






つづく…




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