前回まではこちら⬇️
元春の拳は震えていた。怒りで震えていたのだ。
元春「…経家、大義であった…弥助も大義であった。」
弥助「殿、秀吉の軍は南条元続(なんじょうもとつぐ)の羽衣石城(うえしじょう)救援でこちらに向かってきます。」
元春「そうか…弥助、今は身体をゆっくり休めよ。後は心配いたすな。」
弥助「はい…」
羽衣石城模擬
元春「元長(もとなが)!秀吉軍と合戦をする!進軍するぞ!!」
元長「父上、秀吉軍は60,000の大軍にございます。ここは輝元(てるもと)様、隆景(たかかげ)様の軍を待ってから進軍すべきです。」
元春「待たぬ!待てば京から更なる援軍がくる。経家のためにも秀吉は許さぬ!!」
元春は軍勢を進軍させた。その数は6,000。
秀吉は軍勢を進軍させていた。
そこに元春進軍の報せが入った。
秀吉「元春が向かってきておる!ここは討って出るぞ!」
そこに秀吉の軍師、黒田官兵衛(くろだかんべえ)が意見をした。
官兵衛「殿、侮ってはなりませぬぞ。」
秀吉「しかし、官兵衛。元春は6,000の軍勢と聞く。我らは60,000ぞ。」
官兵衛「それを知っていて元春は進軍してくるのです。まずは元春の軍勢を見ましょう。」
元春は伯耆国の馬ノ山に陣を置いた。
元春はここで驚くべき命を出した。
元春「元長!!橋津川に架かる橋を全て落とせ!海上の兵船を陸に上げよ!そして櫓を全て折捨てよ!」
元長「父上!それでは退路がありませぬ。」
元春「我らは逃げる事はせぬ!必ず秀吉を討ち取る!!」
わし、経言(つねのぶ)はこれを側で聞いて体が震えてしまった。
元春は背水の陣を敷いたのだ。
元春「経言、雪が降ってきた。火を焚き、兵たちに酒と肴を振る舞うのだ。」
経言「酒を?」
元春「この寒さだ。皆の体を温めておこう。気持ちも高まるであろう。」
元春さんも酒を飲んで高いびきで寝たらしいよ
秀吉は元春の陣や陣中の様子を見て、
秀吉「なんなんだ…これが大軍と対峙した大将のやることか…」
官兵衛「殿、これが元春の覚悟です。元春の戦は常に死を覚悟しているのです。」
秀吉「元春の覚悟…官兵衛、ここは退こう。負けぬとも、我らはただではすまぬ。」
秀吉は刃を交えず、大軍を播磨へ退いて行ったのだ。
秀吉『吉川元春…恐るべし…』
元春は退却する秀吉軍を追撃はせず、自らの軍勢も出雲へ退いたのだ…
つづく…
最後までご覧になって頂き誠にありがとうございます😊宜しければ下⬇️のコアラのバナー(にほんブログ村にエントリーしています)をクリックお願いします🤲
にほんブログ村



