猛将親父 〜第130話 包囲の地獄〜 | 歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️

目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



鳥取城(とっとりじょう)は、羽柴秀吉(はしばひでよし)の軍にすっかり包囲されてしまった。

コアラ秀吉軍は20,000の軍勢なんだよ





秀吉は城の周囲に深さ8メートルの空堀を全長12キロメートルに渡って築き、何重もの塀や柵を設けて櫓を建てた。






秀吉は家臣となった黒田官兵衛(くろだかんべえ)と鳥取城の周囲に陣を置いていた。


秀吉「これだけの包囲なら蟻の出る隙間もあるまい。」


官兵衛「はい、夜も念入りに監視しております。さらに鐘や太鼓を鳴らし鬨の声を上げて時折、鉄砲や矢を放ち城内の不安を煽っています。」


秀吉「うむ、商人を呼んで城外に市を開かそう。さらに芸人も呼んで宴を催せ!徹底的にやるのだ。敵の戦意を失わせるのだ。」





一方、元春は


元春「鳥取城周囲から米を無くし城内に民を追いやり城内の兵糧を食いつくさせる…徹底した兵糧攻めだ。」


わし、経言(つねのぶ)は鳥取城の報せに焦った。


経言「父上!鳥取城は秀吉の軍勢に完全に包囲されています。」


元春「わかっておる!騒ぐな!」


そこへ元春の長男、元長(もとなが)が走って来た。


元長「父上!兵糧を運んだ水軍が羽柴軍と戦となり、水軍の将、鹿足元忠(しかあしもとただ)が討死しました…。」


元春「何⁉︎ 兵糧が運べぬ……弥助(やすけ)、弥助は戻ってきたか⁉︎」


経言「戻っておりませぬ。」


元長「城から出れぬのでは…」


元春「……元長、経言!出陣する!準備をいたせ!!」





天正9年(1581年)9月、


弥助は鳥取城の城内にいた。


城内の兵糧は既に尽き、家畜や草木を食べていた。



弥助『くっ…城から出れぬ…腹が減った…』




城内は食べ物を求めて、ふらふらと歩き回る者がいっぱいだった。




10月…城内の家畜や草木も食べ尽くし、兵や民から餓死するものが出てきた。


夜、弥助はふらふらと庭に出た。


弥助『……俺はここで死ぬのか…!!』



そこで弥助は恐ろしいものを見た。




弥助「ひっ、人を喰っている…うわぁ!!」



弥助は餓死した者を食べている者を見たのだ…






つづく…



コアラ最後までご覧になって頂き誠にありがとうございます😊宜しければ下⬇️のコアラのバナー(にほんブログ村にエントリーしています)をクリックお願いします🤲

にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
にほんブログ村