猛将親父 〜第128話 嫌な予感〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



天正9年(1581年)3月、京は清水寺(きよみずでら)…



羽柴秀吉(はしばひでよし)は能楽を楽しむ酒宴を催していた。



コアラ酒宴には京都所司代の村井貞勝(むらいさだかつ)さんや堺奉行の松井友閑(まついゆうかん)さんらが来ていたんだ。



秀吉「美しゅうございますなぁ〜」


貞勝「秀吉、中国攻めはどうなのだ?のんびりしてると上様(信長のこと)に怒られるぞ。」


秀吉「心配御無用にございます。この酒宴は上様に断っておりますゆえ。それにすでに中国攻めは動いております。」


友閑「ほぉ…さすが中国攻めの総大将ですな。」



そこへ秀吉の小姓、石田三成(いしだみつなり)が秀吉の傍らに来た。


秀吉「三成、因幡の事は動いておるか?」


三成「はい、米の買入れは順調に進んでおりまする。」


秀吉「うむ、では、わしも行くかの。」



石田三成


石田三成…わしとは因縁浅からぬ武将になる。もっと後ほどのことになるが…





6月、秀吉は因幡国の鳥取城(とっとりじょう)の攻略に取り掛かった。




鳥取城は前年に3ヶ月の籠城戦で城主の山名豊国(やまなとよくに)は秀吉との和議に傾いていましたが、家臣の森下道誉(もりしたどうよ)、中村春続(なかむらはるつぐ)らが反対していました。



豊国は単身で秀吉に投降したのです。



城主のいなくなった鳥取城内では、


道誉「このまま城主なしで秀吉と戦うのか?」


春続「元春様に新たな城主を選んで頂こう。」



コアラ春続さんは元春さんの命で豊国さんの家臣に入っていたんだよ





鳥取城からの依頼を受けた元春は、


元春「秀吉、山陰から攻めてきたか…」


この依頼を聞いたわし…経言(つねのぶ、広家の前名)は、


経言「父上!わしを鳥取城に行かせてください。見事、織田(おだ)勢を倒してみせます。」


元春「馬鹿者!!まだ早いわ!!」


わしは元春の一喝にびびってしまった。



元春は忍びの弥助(やすけ)を呼んだ。


元春「弥助、石見福光城(いわみふくみつじょう)の吉川経家(きっかわつねいえ)に、この書状を渡してくれ。」


経言「経家殿が鳥取城に行かれるのですか?」


元春「うむ、経家はかつては尼子(あまこ)の5,000人の兵を迎撃するほどの強者だ。」



吉川経家像



弥助は書状を受け取り、


弥助「殿(元春のこと)…気になることがあります。」


元春「なんだ?」


弥助「因幡の百姓によると、米や麦を他国から来た商人が高額で買い占めているのです。何か起きているのでは…」


元春「兵糧を買い占める…弥助、経家に会った後、そのことを調べてくれ。」



元春は嫌な予感がしていた…。





つづく…



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